何がきっかけか分かりませんが、ふと遠い昔の記憶がよみがえりました。

子供の頃(何歳だったか・・・小学校低学年くらいかな)、テレビで任侠映画をやっていました(当時は「仁義なき戦い」とか流行っていたんですよね)。
もちろん子供ですから、自分が見ていた訳ではなく、「テレビがついていた」というほうが正確かもしれません。

その映画のワンシーン:
アニキ役が待っているところに、舎弟役が「スミマセン、遅くなりました。」と走り込んできました。アニキ役は「俺を待たせるとは、お前も随分偉くなったなぁ。」と凄みます。(任侠の世界で上下関係は絶対なので、大変な事。。。というのは子供にも理解できました。もちろん当時は携帯電話なんてない時代ですし。)
舎弟役:「電車が止まっちまって・・・」と言いかけると、
アニキ役:「その時、お前は何をしてたんだ。」とすかさず詰め寄る。
舎弟役:「ヘッ?」
アニキ役:「だから、電車が止まっている最中、お前は何をしてたんだ!」
舎弟役:「ずっと立ってました。。。」
アニキ役:「バカヤロー!!」(一発、殴る)
アニキ役:「せめて電車の中を先頭車両まで歩いて、少しでもこっちに近づく根性見せろや!」

これ笑うシーンですよね。
でも何故かは分かりませんが、子供心に僕の胸に深く刻み込まれたのです。
(そう言いながら、タイトルも何も覚えていませんが・・・)
この当時から、変わった子供だったのですね(・・。)ゞ

本当に困った状況に立たされた時、「どうせ無駄だ」「そんなの意味がない」なんて賢くならず、「今、自分に出来る事は何か?」だけを考え実行してみる。というのもカッコ良いなぁと思った瞬間でした。

子供の頃のこういう体験って、けっこう影響が大きいみたいですね。
今でも僕の価値観を形成する上で、大きな因子になっていると思います。

現在ヨーロッパに出張しています。こちらの時間は朝3時ですが、時差ボケで全然眠れないので久しぶりでブログを書いてみようかなと思いました。本当に久しぶりですね(・・。)ゞ

ここ数年は、海外に行くのも年に1回程度のペースで、「めったにないこと」と言っても良いくらいなのですが、今回はたまたま連続していて、先々週はアメリカに、そして今週はヨーロッパに来ています。さすがに体がシンドイ。

海外に来ると、”非日常”という空気が作用して、普段は考えずに過ごしてしまうような、いろいろなことを考えたりします。そして、その考えは、だいたいはあまり明るくない方向にいってしまい、何だか嫌になって考えるのをやめる・・・なんてことが結構あります(・・。)ゞ

実はブログを書く頻度が極端に落ちていくのも同じ理由なのだと思います。
なんとなく感じたことや考えたことを文書にしていると、愚痴や嘆きになってきて、「こんな暗い文書を書いていると、余計に滅入ってしまうなぁ。。。」と感じて、そこまで書いている文書を削除する、ということを繰り返しているうちに、あっという間に数か月たってしまうという状況なのです(今書いている、この文書も最後まで行き着くのか・・・)。

じゃあ自分の日常は、そんなに辛いことだらけなのか?と言えば、全くそんなことはありません。むしろ正反対です。自分にはもったいないような、とても恵まれた日々を過ごさせてもらっていると思います。

ではなぜ考え事は悪い方へ向かうのか?おそらく本来が”根暗”なんでしょうね(ノ_・。)
嘘でも良いから、自分を鼓舞するためにも、前向きで明るい文書を・・・なんて考えると、また全然書けないと思います。
だから、開き直って、ボヤキや嘆きもバンバン書いちゃおうかなと思います。
戦国武将やプロ野球の監督などでも、「ボヤキぐぜ」のある人は上手くいっていたりしますしね。

・・・って本当かな?海外にいるという”非日常”と、時差ボケからくる”睡眠不足”がこんな文書を書かせているだけかもしれません。

福島原発事故後の作業員が、放射線被曝量を過小評価させるため、鉛カバーに入れた計測器を身につけさせられていた。というニュースが流れています。


ただ、気になるのは「やはり隠ぺい体質だ!」という所に焦点が行っているように感じることです。


そもそも、下請作業員は正社員の4倍以上の被曝量になっているということに、問題の本質があるのではないだろうかと思います。


社会構造の歪みや、正社員と契約社員等の雇用問題を語りたいのではありません。

もっと単純な人間の心理の問題です。


人は誰でも「自分がかわいい」のは当たり前だと思います。(言い切ってしまい、「私は違う!」という方にはお怒りを買うかもしれませんね。先に謝ります。)

私だって、もちろん自分がかわいいに決まっています。


だから、自分の身を犠牲にして、国民のために決死の覚悟で作業しろ!なんてことは、微塵も思っていません。


むしろ、関東一体が吹っ飛んでもおかしくないような状況から救ってくれたということを考えると、所属組織や肩書きがなんであろうと、作業された方々はまさに自分の“命の恩人”ではないかと思います。


人は誰しも自分がかわいいからこそ、「自分には関係ない」と感じた瞬間に冷酷になることがあるのではないでしょうか?

すごく危険なことは分かっていても、その危険が自分に降りかかる可能性が全くないと知ったら、驚くほど大胆な提案や指示を出してしまうのではないでしょうか?


そう言えば数年前にも、非常に危険な戦争地域にPKOで派遣される自衛隊員に対し「軍事活動は憲法違反だから、銃器を携帯してはいけない!」と訴えていたセンセイがいましたね。(自分はもちろん戦地には行かず、会議室の中で高級スーツを着ているだけでした)


都合のよい観客思考、はなから自分は当事者じゃないという意識が元凶なのではないでしょうか。

スポーツバーでお酒を飲みながらオリンピックを観戦して盛り上がり、「俺も寝ないで一緒に戦ったぜ~」とか言っても、いやいや君は全く戦ってないし・・・みたいな。


あっ。なんだか暗い話になってしまいました。

下請作業員のニュースが僕の中で何かの琴線に触れたのかな。

ブログは明るい話題だけにしようなんて思っていたのに。。。(ノ_-。)