心もまもる女性のための護身術
WEN-DO
参加者の声④
「自分を大事に」
って、良く聞きますよね。
『自分を大事にしないと
人を大事にする事もできない。』
とか、
『自分を大事にしないと
人生を踏み外す。』
などなど。
なかば、脅し文句のようににも
聞える時があります。
「自分を大事にして」
って言われるときは、
きっと、外から見たときに
「わたしがわたしを大事にしていない」
ように見えるのだと思います。
では、本当に自分を大事に
扱ったときに、
それを尊重してもらえたでしょうか？
「イヤだからやりたくない」
と言ったときに
『だれだってやっているでしょ？
何で出来ないの！！』
と、怒られたことはないでしょうか？
「怖いから、行きたくない。」
と、訴えても
『怖くないわよ～～、本当に臆病なんだから（嗤）』
と言われて、
とても傷ついたことはないでしょうか？
付き合っている相手に
セックスを求められたとき、
自分は、まだその段階ではないと感じていたり、
妊娠の不安を抱えていても
『大丈夫だよ。なんでダメなの？
愛していないの？』
と、不安であることの問題を
愛情の問題とすり替えられて、
自分の希望とは
違う行動を選ばざる得ない状況に、追い込まれることはないでしょうか？
これらは、すべて
自分の感情に蓋をして
相手の感情を受け容れ
尊重しています。
ちょっと見ただけだと、
人を思いやれる人だと
思うかもしれませんが、
本当に自分がやりたいことを
選んでいるわけではありません。
そして、自分が望んでいないにも
関わらず、
結果は、引き受けなくてはならないという状態にさせられます。
これは、
『自分を大事にしていない行動』
です。
でも、人間関係の中で
NOが言いにくいとき、
自分を粗末に扱うことでしか
自分の居場所を作れないような
気持ちにさせられるときがあります。
この関係性は
『暴力』
です。
『暴力』がある力関係のなかでは、
『自分を大事にする』ことは
出来ません。
自分の感情を認めて、
行動することが出来ません。
自分を大事にすると
「わがままだ」
とか、
「人の気持ちを考えろ」
などなど、
とんでもない、言いがかりをつけられます。
自分の感情と
周りの反応に齟齬があるとき。
自分の感情を信じる勇気を持ってください。
自分の感情を信じる勇気こそが
『自分を大事にする』
第一歩です。
それを、邪魔する人たちは、
付き合う価値のない人です。
自分を大事にできると
無理はいらなくなるのです。
護身術は護心術です💓