「相手の悪意に気づいたとき」

友だちだと思っていた人から、
思いがけない悪口を言われたり、
ココロに刺さるような事を言われたら、
とっても傷つきます。

その場で言い返すことが出来れば良いのですが、
大抵の場合は、
「え?」と
びっくりしている間に
空気が流れてしまいます。
そして、自分だけが
いつまでも言われたことに囚われているような気持ちにさせられます。

さらに、
一度、この状態を許してしまうと
繰り返し、同じような事が起ります。
いじめっ子が
同じ子に執拗にいじめを繰り返すのはなぜか?
理由はいろいろあると思います。
その中のひとつとして
『相手が自分の持っていないものを持っている』と感じていることがあります。
「もの」の場合もあるかもしれません。
「人間関係」だったり、家族だったり、ペットだったり、
または、仕事や趣味に対してかもしれません。
自分にないものを持っている人に対して、その力を取り上げたいと
思うのが、
「いじめ」という「暴力」です。

しかし、どんなに取り上げようとしても、
その人自身が努力をして得たものは、
「暴力」では、手に入りません。
頑張って勉強して取った資格であったり、
長い時間をかけて得た信頼に基づく仕事であったり。
努力がその人の魅力になっている場合、どんなにいじめても、その人の資格や努力や、魅力は、
他の人のものにはなりません。

悪意のある言葉を投げつけることで
気持ちを落ち込ませることは出来るかもしれません。
でも、その人の本質を変える力は
ありません。

悪意のある言葉や
態度を繰り返すのは、
一瞬、相手をやり込めたような気がして、自分が強くなったように感じても、
結局はなにも変化しないということに気づくからです。

そのたびに、同じ相手を攻撃しようとするのです。

攻撃する人の心の中は
コンプレックスにあふれています。
恥ずかしいのも、惨めなのも
暴力を振るう側です。
しかし、こういう暴力は非常に巧妙です。
恥ずかしさや惨めさを
こちらに押しつけてくるのです。
相手は、しっかり計画を立てて、
こちらを傷つけています。
だから、次になにをしようか?まで
考えています。
しかし、不意打ちをくらったほうは、
頭が真っ白になります。
その一瞬の隙をついて
本来、いじめる人が持っている
「惨めさ」や「恥ずかしさ」を
こちらへ投げつけてきます。
考えられなくなっている状態だと、
向かってきたボールを
真正面から受け止めてしまいやすいです。
これが、いじめられたときに
「恥ずかしい」と感じたり、
「惨めだ」と思わされることです。

わたしが太ったことを
あからさまに口にして
「傷ついた?」と言った彼女は
1年後、
別の知り合いも一緒にいる場所で
わたしに対して、
「太ったこといわれて、
すっごい傷ついてやんの。」
と、言いました。
これは、周りにいた知り合いに聞かせるための言葉です。
6キロ太ったわたしですが、
その頃は、3キロ戻していました。
反対に彼女は、さらにふくよかになっていました。
その時も、特に気にせずと言うか
いつものように瞬発力のないわたしは、自分が傷つけられた事を
自覚していませんでした。
彼女が悪意を持って、
知り合いがいるところで、
わたしを惨めな気持ちにさせようとしたのです。
ところが、
筋力アップして、体調もアップし、
体重も落ち始めていたわたしは、
全然惨めな気持ちにも
恥ずかしい気持ちにもなりませんでした。
ついでに、少しずつ対面講座の仕事が戻ってきていたことも
わたしの大きな自信になっていました。
『な~~んだ。わたしのことが
うらやましくて仕方ないんだな。』
と分かったら、
なんだか、彼女の惨めさや、恥ずかしさが見えたような気がしました。
どんなに経済力のある連れ合いがいても、好き放題できる人生でも、
自分の魅力や力に気づかないと
人の物ばかりが目についてしまうのですね。
「足るを知る」ことも
自分に満足し、
他人に意地悪することのない
生き方につながるのかもしれないと
思ったのでした。

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