子どもが、被害に遭わないために、
何ができるか?は
誰もが心を悩ますところです。

まず、被害とはなんでしょうか?

そして、それを防ぐために
本人に何ができるでしょうか?

様々な知識を伝えることや、
本を読んで聞かせることも大切です。

しかし、私は何よりも
その子が

「こういう触られ方はいやだ」
と感じる力をそだてることが
まず一番にできることだと思います。

いやだと感じる力は
自分を護るためにとっても大切です。

そして、いやだと感じるためには
反対の感覚を知らなくてはなりません。

「気持ちいい」
「心地いい」
「うれしい」
「安心する」

誰かと触れ合ったときに感じる
その気持ちをたくさん経験していると

悪いことを考えている人が
触ろうとしたときに

「いやだ!!」
と頭の中で警戒警報が鳴ります。

『子どもの脳は皮膚にある』
と言われます。

皮膚は大きな臓器で
感覚器官もたくさんあります。

ここが、良い経験を積み上げていれば
気持ち悪い触り方も、
怖い触り方も
拒否する力があります。

子どもを被害者にしたくないと思ったら、
たくさんたくさん、ぎゅーってしてあげましょ。

体温が伝わる心地よさと
皮膚を通して伝わる愛情を
たっぷりお互い交流させると
とっても幸せになれます。