Awareness!Avoidance!Action!

気づく!逃げる!不意を突く行動を起こす!

 

これが護身術WEN-DOの基本だ。

 

 

決して闘うことが目的ではない。

だいたい、体格差や体力に差がある相手に対して

闘うと言うこと自体が、現実的ではなく

どう考えても無理な事だ。

 

 

何かおかしいと思った自分の感覚を信じる勇気

そこから離れる勇気

逃げるきっかけを作るために力を発揮する勇気

 

 

インストラクターになって16年経ち、

『勇気』こそが『護心術』

『護身術』から『護心術』

これは自信を持って言える。



私は自分が逃げ場のない家庭の中で

社会的力も経済的な力も、まして腕力もない

小学生のときから

母親の再婚相手から性的虐待を受け続けてきた。

 

 

 

当時は児童虐待防止法はなく、

「痴漢に注意しなさい」

と見知らぬ人からの性被害に対しては、

周りのおとなは異常なほどに目を光らすくせに

家の中で起きている明らかな強姦未遂も

強制わいせつも、セクハラもパワハラも

ないことにされた。

 

 

 

 

力関係の中では

大人であっても、子どもを護る事なんて考えられなくなるのだ。

この悲しくも情けない現実は、

児童虐待防止法が成立してからも

終わる様子を見せていない。

 

 

当時、抵抗出来ない自分を責めた。

40キロもない子どもが65キロの大人にのしかかられて押しのける力なんてあるわけない。

部屋に入ってくることを止められない自分を責めた。

「勉強しなさい」と母親に部屋へ行くように命じれ

そこへ男が入ってくるのだ。

どうやって避ければよかったのか?

 

 

今ならわかる。

やった奴が悪い。

やる奴を止めない周りの大人が悪い。

 

私が存在したから

性被害が起きたのではない。

 

 

48歳の分別あるはずの男が

11歳の女の子に襲いかかることを決め、

女の子の母親がそれを止めないことを確認し、

陵辱を続けたことが悪いのだ。

 

 

私は自分が悪くないと知っている。

なのに、いつまでもどこかに

「罪の意識」がある。

 

「要らない罪悪感」

これを手放すために

Be AvoidanceR→自分の感覚を信じて離れる勇気を持とう。