日本の住民になるまで、あと1か月!

手続きも残すところわずか。

引継ぎも順調。

なんと、土壇場で資金調達までOJTする羽目になり、よかったのか悪かったのか。

でも、彼の経営者のスキルはステップアップしたはず。

借りるだけが資金調達ではない

もっとも、今回は、調達しなきゃならない理由がよろしくなかったわけだが。。。

 

閑話休題、

会社定款に取締役の記載があるので、引退後すみやかに新しい取締役としたものに変更しなければならない。

なんでもインドネシアの場合は、(全然納得できていないが)、株主総会の議事録の日から30日以内に定款を変更しろという。

今月半ば、日本に行ったときに総会をやったので、一か月だと早々に期限がきてしまう。とっとと定款を変更すると、

残りの期間、私はどうなるの?的な状態になるので、今回は決議する際に、「新しい取締役はx月x日から」という文言をいれた。

これで、株主総会の日時から30日以内にAKTAを作成して、AKTAのなかで、新しい取締役の有効日を指定することで落ち着いた。こちらの気などきにもせず、「議事録の日から30日以内でないと、定款変更できません。定款は作成した時から有効です」としか言わないのがZ世代の恐ろしいところか。昭和の人間は相手の主旨を理解して、「では議事録で期日を明示すれば大丈夫ですよ」などとはいってくれない。自力でみつけないとならない。

ここまではいいのだが(いいのか?)、納得のいかないのが、「辞任」という終了の仕方。

 

一般の上場会社からくる株主総会の案内では、取締役は通常任期満了で~すみたいな記載があって、「新にXXが取締役になりました。」程度の話なので、自分も単に株主総会で次の取締役を指名して自分の名前がなければ退任となるのかと思っていた。

ところが、自分の場合はそもそも、任期というものが無いと言われた。

「そんなの、ありなの?」と思ったものの確かに、いつまで取締役にするという記載はどこにもない。

 

今回、引退になる(専門家たちには「引退する」だと主張される)わけだが、この話が心情的に面白くなくて、

「辞表を書いて、それを株主総会で認める決議をしろ」と言われているが、

「なんで自分が辞めたいみたいになるのさ!」という気分でいっぱい。

続けてもいいけど、いいの?劣化して、ボケやら腰痛やらで、この先ちゃんと機能しないよ?

私の定年はどこ?

。。。答えは、どうも私に定年はなかったらしい。この時世にありがたいことではある

が、責任もって社員たちを引っ張ていかないとならないわけで、それは、もう無理だと思う。気持ちがあっても体がついてこない今日この頃。

 

別に一身上の都合とか、転職とかではないわけで、「別に辞表とかださなくても、次の取締役の任命をして、その中にいなければ退任でよくない?」というのがずっと心に引っかかっている。

「取締役を退きたいが、種々の理由から任期途中の辞任は避けて円満に任期満了で退任したい」

ケースなのかと思ったら、この任期が無い。だから辞任なんだと。。。

しかも、辞任(気持ちはそうではないのだが)の場合は、ニュアンスが変わってきて、

  • 取締役はいつでも辞任できる(我儘なニュアンス)
  • その辞任が、会社のために不利な時期になされた場合は、会社の損害を賠償しなければならない

変な方向に話が飛んでいく

日本の場合、「会社法は、ある取締役の辞任によって、取締役の最低人数を欠く場合、辞任した取締役が、新たに選任された取締役が就任するまでの間、取締役としての権利義務を有すると規定している(会社法346条1項)」そうだが、

これに関してはバッチリ問題無し。

また、

「取締役の退任の登記をしないと、辞任したことを知らない第三者に対しては「自分はすでに取締役を辞任している」と主張することができない

そうです。期せずして、挨拶回りも既に完了。

役員交代時の挨拶回りは、ダテではなかったのか

 

それでも登記はするんだから、本当はこれもクリアなんだが、まだ途中なのでよしとしよう。

ただ、こういう話は、なんか問題があったときに責任を取れっていうことなので、

任期満了と辞任では味わいが異なる。

 

結論としては、退任には2パターンしかなく(他には、解任というものもあるが事情が異なる)、

「任期満了」、または、「辞任」で退任となる。

インドネシアでは、任期が無いとき(これがそもそもわからん)は、辞任という選択しかないらしい。

ただ、辞任の場合は「権利義務承継取締役」、退任の登記?などの話に発展しないように、気を付ける必要もあるらしい。

だから、定款の作成はその意味でも重要となる。

 

そもそも、任期のない取締役って、インドネシアだとOKなのか?と思いつつ、

まぁ、後任の彼は、任期なく続けられそうなのが、救いといえば救い。。。か?