以前から何度か参照している本
の10月11日「経営と仕事の違い」というタイトルで、福永正三氏の部分、
いろいろ、私の日々と重なる。
「権利ばかりを主張しても幸せになれない。本当に幸せになりたければいい仕事をいっぱいすること」
など、インドネシアで声を大にして言っていることで、氏の場合は通じたらしいが、
私の場合は、まだまだ怪しい。
「赤字だから、機械を止めて電気代を使わないほうが経費を使わなくて、いい」
という部分も、赤字企業で本当に苦労しているから出てくる言葉で、
生産を止めてでも、社員たちと黒字化の相談をしないとならない。動かすと赤字なんだから。
これも何度もやってきたが、どうにも手ごたえが薄い。
偶然、福永氏の記述にこのようなものがあった。
「乞食と一緒だ、乞食のほうが自分で食べ物を見つけてくるから、まだ自立自活している」
「みんなで、他の会社のアルバイトになるのはどうだ。そのほうがよっぽど儲かる」
私も似たような話をしている。
「チカランの信号機のところで子供がお金を集めているのを知ってるか?みんなで、あそこに立って、お金を集めてくるほうが、赤字でどんどんお金を失っていくよりいいだろう。今からお前たち、あそこに行くか?不良を作るというのは仕事ではない。単にお金を捨てているだけ」
これも通じず、自分は仕事をしていると思い込んでいて、それがお金を捨てているだけだという結果と現実を
大半は理解していない。機械を動かしてお金をすてて、その機械も壊して更にお金を捨てる日々。
適当に楽しく楽に、ふらふらとそれっぽくやり過ごす日々が通用するのは大企業だけで、適当にやりすごしながら転職ばかり考えているような人間はダメというか、早く辞めてもらわねば、真面目に取り組んでいる社員たちの邪魔にしかならない。
また、こうもいっている。
「これが3分の2(理解できず辞めさせないとならない社員の比率)だったら会社をつぶそうと思っていました」
実際、経営者は会社をつぶそうかどうしようか真剣に考えているわけだが、どれだけの社員がわかっているのだろう・・・
究極で苦しんだことのある人の文章で共感を持って読めた。
一方、のほほんと日々やり過ごしている人達にはわからないかもれないなぁ。。。と思った一節であった。
経営と仕事の違いは、「自分らが生きる道を作り出すのが経営」とある。
「仕事」の定義は人ぞれぞれだろうが、転職サイトにくだらない夢を見ながら片手間でできるのも仕事だとすると、今の日本もインドネシアも大差ない。大企業とかなんとかいったって、この手のニュース↓に右往左往して日々暮らすのであれば、くだらない転職サイトのTV CMが流す”夢”や”希望”に踊らされることなく今の職場で道を作る覚悟が大切なのだと。。。。わっかんねぇだろうなぁ。。。