今日の日経のWebに

経済産業省の若手官僚がまとめた報告書がインターネット上で話題になっている。

と出ていた。

 

早速資料を探したら、このことらしい。(↓)

http://www.meti.go.jp/committee/summary/eic0009/pdf/020_02_00.pdf

 

面白いといえば面白い読みやすい書き方で、

真っ先に人生すごろくの「振出しに戻る」を引いた自分としては、なんとも複雑な心境。

 

この資料は、穿った見方をすれば、「年寄りは死ぬまで働けるだけ働かせる(働ける場を作る)べきで、終末医療の、一か月位で必ず死ぬ延命に莫大な金を使わず、もっと若者を生かすために使え。」と読めなくもない。

合せて、何でか(メンバーに母子家庭に強い思い入れの人がいた?)、アンバランスなくらい母子家庭への配慮をうったえている気がする。

 

お終いの方に以下の様にまとめられている。

 

まぁ、日本人絶滅の危機を危惧してきた自分としては、最後の部分だけは、うなずけるのだが、同じゴールに向かうにしても、いろいろな方法や犠牲者の押し付け合いはあるもので、

「シルバー民主主義」 対 「若手民主主義」?の戦いの幕は切って落とされたというところだろうか。

 

働く気も無いのに定年後、ハローワークに行って失業保険をしばらく満額までもらうのが定型化しているのも、なんとなく腑に落ちなかったが、この人達はまだ気付いていないみたい。

内緒だもんね。。。シルバー軍団の人たちは教えないよね・・・

 

インドネシアの若者を見るに、

全然気にせず道路で交通整理して小銭をかせぎ(これが結構儲かる。1台から5~20円もらえ、1日300台で1500円~6,000円、月10日もやれば、普通に就職して貰える月給を超えるだけの収入。)

 

先ず:

1) そもそも、大半は定年とかあまり関係無い。

仕事がない。

(か、上のような生き方。カキリマと言う手もある)

大多数はコントラクター。精々2年の契約社員。

晴れて正社員として仕事に付けるのは僅か(人口2億からみればの話で絶対数はそれなりに多い)。

「すごろく」自体存在しないし、期待していない。

 

高所得者層は別なので数の多い中間層以下の話

(納税登録者が2000万人程度とかの国らしいので・・・ほとんど例外といってよい)

 

2) 医療費: よくわからないが、まともに医療を受ける人は自費(自分の生命保険)を使ってシンガポールに行くだろうし、金の切れ目が縁の切れ目。

終末医療は多分やってない。保険では治療は受けられるが、延命のための設備や技術があるかどうか・・・もしかしたら無い?

 

3) 母子家庭、当たり前。カラオケのオネーサンなど多数。社員でも普通。父子家庭はみたことない。大抵男が次の女を探して出て行ったり、また金を無心に戻ってくる程度。それでもたくましく生きている。

 

4) 資料で言っている日本の問題点は、そのまま以上に、インドネシアに有るのに、インドネシアでは子供は沢山。日本の様になんか保証があるわけでもなく、むしろ殆ど何にもないのに、子供は沢山できる。

 

先の報告書は力作で面白い。

でも、正しくないのかもしれない。保証が無いからとか、支援が無いからとかで子供を作らないのではなくて、やっぱり日本人の種としての生命力が無くなっているのではないかと・・・

 

だって、戦後の何もない時代に、母子家庭どころか孤児多数の中、もっと悲惨だった時代に人口が増えたのでしょう?食べるのも大変で、稀に配給が貰える程度の状態で皆生きようと、あがき現代に至ったわけだよね・・・老人どころが、戦争で足とか手を失った人たちも支えながら、一緒にがんばって、働ける人がお互いに支え合ってきたはずなんだけど。なんか、支えられたい人ばかりになってしまった日本という気がしないでもない。

昔々の遠い日本のお話。

 

この人達に、インドネシアで5年位暮してもらえればありがたい。

私と代わって。。。てへぺろ