推古天皇は女性である。西暦500年~600年位の話。
ちなみに卑弥呼、姫巫女、ひめなどでよばれるのも、女性で、ある意味女帝。西暦200~300年。
時代に300年の開きがあるとはいえ、今から千数百年まえ、この国は何度か女性が君主となっていた。アメリカのヒラリーが失敗したのと比べるとアドバンテージかもしれない。その後の衰退は見る影もないとしても。
推古ちゃんは頭が良かったと思う。
それまで、繰り返された血を血で洗う、武力による天皇争いを、一冊の本で消し去った。
その後、千数百年たった現代でも、其のポリシーが「正」となって、誰も「血統のないものが天皇になれる」とは思っていない。だから、この一点に限定すれば、推古ちゃんの願った争いのない世界となっている。
また、彼女は一人で全部できると、到底思っておらず、聖徳太子(タイコちゃんではなくてタイシ君)を使い、有名な17条の憲法、官位12階などあっという間にでっち上げさせた。
愚民の関心を天皇抹殺から、そちら=出世に向けさせた。
タイシ君も頭が良かった。
「古事記」
現代のこの空間では、「天武天皇が稗田阿礼位に命じて作らせた。その死後完成」ということになっている。「日本」と言う名前の国の最初の天皇が天武天皇となっている。
推古ちゃん:「やーい、ひっかっかった、ひっかかった」
と喜んでいると思う。
天武天皇(40代)の親父、舒明天皇(34代)、そのひとつ前が33代天皇の推古ちゃん。
だけど!古事記にでているのは推古ちゃんまでの天皇の系譜。
それ以降は書かれていない。
7代も天皇が変わっているとはいえ、その間、628年(推古)から686年(天武)と僅か60年足らずのこと。
推古ちゃんが仕組んだ、「天皇は血縁のみよって継承される」という原則の世界を、
古事記という書物で過去から作り上げた。これにより、無駄な「天皇」争いを排除させたのだと思う。つまり、「私を殺したって天皇になれないんだからね!」
過去の歴史を丸ごと書換え、未来の禍根を絶つためルールを作り変えた。
ただ、自分でやってしまっては、自作自演となってしまうので、当時かわいかった天武君とタイシちゃんに知恵を授けた。
しかし、天武君、お馬鹿なのかお利口なのか微妙で、推古ちゃん(既にオバサマ)が教えた部分まで(なので、推古天皇までしか登場しない)、しか入れてないのだった。
それ以来、天皇はイザナギ、イザナミが国を生んだり(とてもエッチな話だ。)、ストリッパーのウズメチャンが、穴からアマテラスを出した事にしたりする(色っぽい体が日食後、白日の下にさらされた瞬間は。。。おおお。。。書かれていない orz)などの逸話を織り込みつつ、
推古天皇までが正当な血の継承者であるという過去を作り上げ、これが正とされた。
お蔭で、天皇になるには、先ず家系に入り込み、其の血縁者でないとだめだという、新たなルールが、正となり現代に至っている。
天武君の子孫は安泰となったし、推古ちゃんの臨んだ平和は一先ず完成された。
我々は、まんまと彼らの仕掛けにはまって、一部限定ではあっても、争いを減らした世界に存在できている。3種の神器たって、無いし。嘘だし。
卑弥呼にしても、推古ちゃんにしても、
日本の女の子は色々やらかしてくれる。
タイムスリップするなら彼女たちの時代がお勧めだ。
その前に行っても、多分、「アメノ鳥船」も無いし「大国主」の腰抜君もいない。
推古ちゃんが、昔話や逸話から作らせた話だろう。
スサノオやタケミカツチに会いたければインドの時間をさかのぼっていかねばならない。
素直に、インダラを求めた方が早い。遣隋使イモコ君たちが持ち帰った話だろう。
アメノ鳥船が見たければ1万年位飛ばないと見れない。
日本がまだ大陸の一部、スンダランドが大国(レムリア)であったころ。
そこでは、また活躍するカワイ娘ちゃん達がいるわけだが、
このタイムスケールでみると、地球と言う惑星も面白い。
(by ジョージアのCMでバイト中の宇宙人)