不動産の仕事は、社会問題の縮図なのかなと思う今日このごろ。
春から夏にかけてのこの時期、新緑の若葉が出揃い、梅雨に入る前から梅雨にかけての今頃の時期、
私がこのエリアのベストシーズンだと思う季節です。 夏を思い浮かべる人が多いのですが、長く住んでいる人や季節の移ろいを感じている人に話を聞くと、多くの方が今頃の時期を 好きな季節と推挙してくれます。
さて、久々の投稿。
最近に不動産を売却したいと相談に来られる方、様々な要因から売却への相談につながっているのですが、以前より難しい要因の相談が多くなってきたように感じています。
参考のページ http://tateshina-life.net/sell-casestudy/
現在の社会が複雑化してきているなかで、そのようなことがそのまま不動産の売却という形をもって現れているのかなと感じます。
例を出しますと、
◯核家族化や両親が田舎にいて子どもが首都圏に住む家族での、
両親が体調を崩してしまったため、子どもの方に移り住む話
◯離婚に伴う財産分与や住宅ローンをどうやって対応するのかという話
◯相続でこちらの不動産を相続したが、自分は首都圏に住んでいて
帰る予定はないので売却したいという話
◯体調を崩してしまって仕事を離職。それによって住宅ローンが返済
できなくなってしまったという話
◯70歳を超え高齢化したので、便利な場所に移り住みたいという話
◯それらの問題から、家を使わなくなってしまうケースがあり、空家が増加するという話
このように、よく新聞に取り上げられるような社会問題は、一定の時間を
おいて個々の個人的な問題と重なり、それが不動産を売却する話に
つながってきているのかなと感じます。
私が不動産の仲介業をしていて、うちの仕事の役割はなんだろうと考えると
地域の社会問題を不動産の流通の面から解決していくことなのかなと思っています。
不動産は、個々の人が 長年をかけて積み上げてきた財産であり、想いでの場所であります。 それらを売却する際に、しっかりとした形で次の利用者の方にわたしていく そんな役割をもっているのだろうなと思います。
蓼科企画 西村
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