新しくペンションやお店などの事業を始めたい人からの相談が多くなってきています。
最近、ペンションやお店を始めたいという方
飲食店でなくともお店や独立して開業したい、という相談を多く受けるようになりました。
理由は2つあると思っていますが、
ひとつ目は 店舗系専門の不動産サイトを運営していること
サイト: ペンション店舗 売買情報.com
2つ目の理由ですが、私のこれまでの経歴にあるように思っています。
私は、岡谷市出身で、諏訪にある高校(校歌が18番まであり、日本一長いと言われているところ)を卒業して、大学に行きました。
親元を離れて東京にある私立大学で大いに羽を伸ばしたというか、社会勉強をさせてもらいました。
大学卒業時に、諏訪の金融機関 諏訪用金庫に就職
大学では経済学が専攻でしたので、何となく経済の仕組みを座学でわかっていたようなつもりでしたが、座学と実際は全く別物、金融の仕事をしながら、お客様の仕事の一部をお手伝いしながら、お金の流れについて吸収していきました。
その頃は、まじめに土日も資格の勉強とかしていたのですが、
自分で仕事をしてみたい、起業してみたい、マネジメントしてみたいという気持ちがムクムクと膨らんできてしまい、退職に至ります。
不動産の業界で起業しようと思っていたのですが、
何のノウハウもない
貯金もない、
親から受け継いだ看板(会社)もない、
引き継ぐ顧客もいない(売上が見込めない)
ということで、まずは不動産会社に勤務させていただき、仕事のノウハウを学びました。
自分で飛び込んでみて、心底わかることなのですが、
ゼロからスタートする人間と 親などから会社を引き継いでやれる人間との差
親から事業を引き継げるメリットをわかりやすく言うと、
マラソンの42キロの大会に出場するのに、
10キロのハンディをもらえてスタートするようなものだと思います。
(ただ、引き継ぐ場合にもマイナスの要素もあるので一概にはいえませんね)
私は、何もないところからスタートせざるを得なかった事業者であり、世の中的には起業家というのかもしれませんが、
サラリーマンをやめてからのここまでの時間は、会っという間に過ぎ去り、非常に充実していましたし、自分でも成長したなと振り返れます。
それでも、その代償は大きいものがあったことは事実です。
世の中の社長には、自分で始めた社長 と 親から事業を引き継いだ社長といます。
現在、私のところに相談に来てくれるお客様も2種類なのですが、
◎すでにお店などを別のところで行っていて、さらに事業を拡張したい人
◎これからお店を開きたい、事業を開始したいという人
私は、自分の経験から、後者の 自分で何かをゼロからスタートさせたい、という人のご相談には、自分の経験を踏まえて相談に乗れると思っています。
それは、
・実際の手順や手続きのこと (これは、本屋に売っている部類のアドバイス)
・自分が当時感じていたこと、創業時に誰しもが感じるであろう心の動き、
周囲の人との関係といったようなメンタルな部分
起業をするのは、あとから見れば 一瞬のことです。
大切なのは、そこから継続的に ビジネスを運営していくこと、半永久的にサービスを提供し続けるということだと思います。
そのために何が必要なのか、 どんな知識と経験が必要なのか
それは、やった人間にしかわかりません。
自分が金融の世界にいたから思うし、今 それを外から眺めても思うのですが
金融機関の融資担当者は、事業計画書や決算書を見ることしかできません。
書類をみて、稟議書を書く 。 ただそれだけ。
創業した経験がないから、今 金融機関で働いているわけで、
自分で生業を興すということの真のところはわかっていないのです。
これまた、親から会社を引き継いだ人も、 先祖が創業したころに感じることや経験を積むことは、できません。
事業を運営するということは経験していますが、小さなビジネスを創業するという経験は積めないのです。
自分が、小さなお店や宿を始めようと思っている人が、年商3億の2代目の社長さんにアドバイスを求めたところで、真に迫った話を聞けないというか、レベルがずれているということになります。
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私も、今 時間が足りなくなってきているので、いろいろなことに時間をかけるのが難しくなってきています。
体が2つあれば解決するのですが。。。。
なかなか、理想と現実の調整は難しいですね。。。。。
蓼科企画 西村
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