社会人になりたての頃は、資格マニアでした。。。
最近、社会人になりたての世代の人たちと接する機会があり、自分ってどうだったかな~と振り返ってみました。
大学卒業時となると、16、17年ほど前にもなるんですね。
(自分としてはまだ新人なような気持ちの時があるのですが、完全におっさんですね)
私は、茅野市のとなりの岡谷市出身です。
(中央道と長野道の分岐するところで 昔は、生糸などで有名で「東洋のスイス」と呼ばれており、社会の教科書にも出ていたのを覚えています。しかしながら、時代は流れ、今ではその面影はないような気がします。)
そこから大学の時に東京に行きました。
就職の時には、「生まれた街に貢献したい」 そんな気持ちもあり、Uターン就職を希望。
諏訪地域の信用金庫 「諏訪信用金庫」に就職させていただきました。
学生から社会人になった時、そう諏訪しんきんでの頃のお話を書いてみたいと思います。
当時、仕事も頑張りたいと思ってもいましたし、何か自分の長所として資格を取りたいとも思っていました。
金融機関というのは、金融業務に関係するような資格試験制度がありますので定期的にそれを受験していました。
当時は、銀行業務検定 (法務、税務、財務)とか、簿記とか、宅建とか、珍しいところでは、情報処理検定も受けたりしていました。
今の自分からでは想像できないくらい真面目で真剣な自分がいたと思います。
当時の自分、偉かったな~と褒めてあげたいです。(笑)
当時はあまり意識することなくでしたが、今振り返ると
法務、税務、財務、簿記、情報処理と、広く浅く知識を広めていけたことが
不動産の仕事をする際に役にたっていることを感じます。
今、不動産のサービスを展開する際には様々なことが起こり続け、それに対して何らかの判断をしていかなければなりません。
深い知識を必要とする際には、各業界の専門家の方の意見を仰ぐのですが、大半のことは基本的な分野知識で対応できます。
各分野の基本知識があるというのは、非常にありがたいことです。
また、あまりに初歩的なことを弁護士や税理士、司法書士の先生に都度聞いていたりすると、その先生たちの業務にも悪影響があるので、いい関係を築けなくなってしまいます。
また、金融機関での仕事経験が有るというのも、非常にありがたいキャリアだと思っています。
もちろん不動産の購入の際には、住宅ローンを利用される方が多くいらっしゃいますので、その分野が得意であるということがあります。
また、ローンが返済できなくなってしまった場合のことにも知識があるということ。
融資というものなどは、どのような手順で決済されてくるのかということも、ほぼ承知しているということ。
上記のこともそうですが、私は次のことが一番の自分の長所だと思っています。
世の中の全てサービスは、お金を介して交換されている。 その「お金」の仕組みというものに強いアドバンテージを持っているということ。
上記のことは、あまりにも当たり前すぎることなのですが、
生きていく際には、働いたことをお金に替えて、そのお金を保存、サービスを受ける際に消費します。
よって、お金のしくみをよく理解していることがすごく重要だと思うのです。
不動産の購入は、これまで何十年と働いて稼いできたお金を不動産に交換するという作業です。
家や土地を購入することで、その後に どのように支出が発生するのか、(例でいうと、税金、ランニングコスト、その後のメンテナンスコストなど)
押さえて置かなければならないこと、知っておくべきことは、たくさんあります。
自分にあう不動産というのは、「自分の望む景色がある土地だから」という側面と金銭的な側面(購入時コストとランニングコスト)とのバランスです。
私が、自分でビジネスをやろうとした際に、不動産を選んだ理由には、上記のようなことが動機でもあります。
「自分の身の丈にあっていない過大な住宅ローンを組んでしまう人が多い」
「不動産を買う際には、ついつい高い方向に行きがちで、後で後悔する人がいるのを見て、アドバイスできる立場になるべき」
そんなことを、会社の創業時には真剣に思っていました。
今回、若い世代の方(社会人になってすぐ位の人)と接することで、仕事に対する純粋な熱い気持ちを感じることができました。
そろそろ、梅雨も明け、本格的な夏 このエリアのベストシーズンがやってきます。
私も先月の6月に40歳になりました。
不動産の仲介サービスを中心に、地域の財産を次の世代にツナグ
そんな役割をになっていくべく、がんばっていきたいと思います。
蓼科企画 西村