自分がどの位の家を買えるのか? どの位のローンを組めるのか?という相談 | 蓼科企画 西村のブログ 不動産情報/Youtube で、地域生活情報を発信中!!

自分がどの位の家を買えるのか? どの位のローンを組めるのか?という相談

家は、持ち家がいいのか? それとも、賃貸の方がいいのか?


自分にとっては、どの程度の家を買えばいいのか?


毎月、どの位の返済金額ならば大丈夫なのか?



上記のような相談は、今も昔も変わりません。


誰もが悩み、自分らしい選択をされていきます。



私個人が、いろんな方の相談を受けたり、現場で経験をして

思うことは、


正解はない、ということ。



どうするのがよかったのか? 


それは、その人が一生を終える瞬間に思うことのように

思います。



それじゃあ、何の相談にもならないじゃん。。。。


そう言われそうなので、 私からの一番のアドバイスを

お伝えします。



よく、住宅メーカーのチラシに書いてある


「アパートの家賃並みの返済金額でOK」 という危険性。


これだけは、よーくお伝えしています。



危険性ポイント


その1、住宅ローンの金利変動のリスク


今は大丈夫でも、数年後に金利が少し高くなるだけで

返済金額が大きく変わるということ。



その2、自分で不動産を持つことによるその他経費の発生


借りていた時には当然かからない諸経費の発生


・固定資産税

・火災保険が高くなる

・設備が故障する

・10年おき位で大規模な修繕が必要となる など


たとえば、固定資産税が 年間10万円だとすると、月8,333円の負担増加


10年おきの修繕が200万かかるとすると、月16,666円の積立が必要。


火災保険がもし地震保険つきで、30年で60万だとしたら、年2万円の負担増加。


住宅ローン金利が将来1%上がって、返済金額が月1万円上がったとしたら、




今まで、アパート代 65,000円だったのに、


住宅ローン            65,000円

固定資産税            8,333円

将来の修繕のための預金  16,666円 

将来の金利上昇の負担    10,000円


合計                99,999円


と、ざっと計算したところ、35,000円も上がってしまいました。



賃貸だと、大家さんが固定資産税を負担してくれる、自分の持ち家は自分で負担するようになる、  そんな当たり前のことも、ひとつひとつ積み上げていくと結構な金額になっていきます。




また、若い世代で家を建てる方は、お子様のためもあって

建築されます。

教育費というのも高校・大学と進むことで大きくなっていきますから、ただ土地と住宅だけで考えてしまうと、10年後に教育費が乗ってきたときに収支が狂ってしまうことになりかねません。




将来のライフプランを考えて不動産を考えると、消費税の3%アップという目先の動きに惑わされずに決めることができるように思います。



今日の内容、 あまり不動産業界とか建築業界に身を置くものとしては、好ましくない内容に思えますが、その方の将来が明るくなるようにということで、書いてみました。



あと、住宅ローンを利用して家を買う場合の
私の持論ですが・・・・・



その家は、半分は自分のもの、半分は金融機関のもの。


その返済が終わるまでは、家を金融機関から自由に利用させてもらって管理させてもらっているようなものです。


変な仕組み?  ですかね。。。。。