新年、新しい物語の世界。** | 机の上のちいさな箱

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読書と本たち、珈琲、手帳。
素朴な日々の暮らし。

こんにちは*



土曜日です。

あっという間に また週末が
やってきました ^^



きょうは 新年読書始めのことを。



きょうはブルックスの マイルドブレンド♪


*……*……*……*……*……*……*……*

今年はこの物語から 始まりました。

上橋菜穂子さんの 代表作のひとつ
精霊の守り人 シリーズです。


昨年末から読んでいます。
今、ちょうど7冊目の「蒼路の旅人」です。*



①精霊の守り人
②闇の守り人
③夢の守り人
④虚空の旅人


⑤神の守り人(上)来訪編
    神の守り人(下)帰還編
⑥蒼路の守り人


⑦天と地の守り人(第一部)ロタ王国編
    天と地の守り人(第二部)カンバル王国編
    天と地の守り人(第三部)新ヨゴ皇国編

*


守り人シリーズの主人公 
女用心棒 短槍のバルサ。

主人公のバルサに 惹かれました。


心を寄せたくなる
あたたかさ 優しさ
そして 強さ
誠実さ 謙虚さ

哀しみや辛さを胸に抱え
過去、今 と向き合い
ひとつひとつ 乗り越えながら
懸命に生きている姿は

ああ すきだな と
心が すうっと もっていかれました。



安定感のある 人柄が
すてきだな と思いました。

様々な面を持っているけれど
どれも バルサ という人をよく表していて
それぞれ 好ましいと 感じます。




新ヨゴ皇国の皇族 チャグム。
(旅人シリーズの主人公)

初めは 頼りなく 弱々しい
箱入り皇子 のようでしたが
あっという間に 本領発揮し
目覚ましく成長してゆきます。


歳を重ねる毎に 
自身の見せ方を知ってゆき
行き届いた振る舞い 言葉
バランス感覚のよい 青年へ。

また 情熱溢れる
燃えるような 熱い心を持っています。



バルサの一番大切な存在
薬草師 呪術師の タンダ。

読み進めていくほど
タンダがいかにバルサにとって
大切で 大きな存在かがわかります。


冷静で でもあたたかく
心根の優しい 青年のタンダは
側にいてくれたら 
とても安心するだろうな と思います。



「精霊の守り人」は 
1巻目、シリーズの始まり。*


大きなうねりをともなう
ドラマの始まりにふさわしく
出逢い と 冒険 の物語です。*


シリーズ全体で鍵となる
もうひとつの世界 "ナユグ" の
精霊の卵とチャグムと が
冒険の始まりです。


水のイメージが印象的な ナユグ は 
流れるように 世界に広がっています。


ナユグとサグ(人が暮らす世界)
これからどんな物語を
奏でてゆくか 楽しみな気持ちです。



2巻目「闇の守り人」は
バルサの故郷 カンバル王国が舞台です。

バルサの生い立ちや 過去の出来事
カンバル王国の秘密
"闇の守り人"の正体

様々なことが盛り込まれています。


カンバルの山の王の秘密
闇の守り人の正体を知ったときは
物語の 深さを じん と感じました。

3巻目「夢の守り人」は
夢の世界と現実世界が
折混ざった物語です。

不思議な ふわふわした感覚が
全体を包んでいるような気がします。


夢の世界と、花、花守りが登場する 
不思議な世界観です。

当代一の呪術師 トロガイ師の
過去の出来事が明かされる巻でもあります。



過去や 叶わぬ夢を追う、人の想い。

過去に呑み込まれそうになる
何ともいえない苦しさを思い出して
読んでいて 登場人物と一緒になって
切なくなりました。

夢のようにふわふわしながらも
現実世界を生きてゆくことの
厳しさと覚悟を 思い起こされる一冊でした。



まだまだ 続く壮大な物語。

少しずつ 読みながら
物語と読書と現実生活を
いったりきたりしながら

大切に 読んでいきたいです。*


これから
何度も読み返し 深めていきたいです。**



*……*……*……*……*……*……*……*


きょうも 読んでくださり
ありがとうございました*


寒い日が続きますね。

ご慈愛ください。**




いつも ありがとうございます*





如奈。