何を血迷ったか25年間勤めた大手企業(65歳定年)の経理事務職を59歳で退職してしまった私。
退職したことを絶対後悔しないぞ!!という想いで就活をしてきたけれど、
当然のことながら途中で60歳になり、
一気に就活が不利となりました。
仕事を選ばなければ、シニア世代でも求人はたくさんあります。
ただ私は、難病を抱えており体力仕事や立ち仕事が出来ない身体なので職種が限られてくる。
60才の就活がこんなに困難だとは想像以上でした…
【主な活動変遷の一部】
・病院の事務
「前職に比べて単純作業なのであなたには物足りないかも…」というテイで不採用。
・法律事務所
履歴書を送付して数週間後に不採用メール。
・会計事務所
履歴書を送付して2日後に不採用のお手紙(早っ!)
・某自動車メーカーの事務
PDF化した履歴書をメールで送信するも5分後に不採用メール(いや、年齢だけ見て返信したやろw)
・某化粧品売り場の店員
ハローワークには「履歴書持参のうえ面接」と記載されているのに年齢を伝えた途端、履歴書を先に送付とのこと。履歴書送付するも2週間音沙汰なし。ハローワークから電話してもらうと「不採用です」と。1週間後に何の手紙も同封されず履歴書だけがポンと返送されてきた。ちょっと凹んだ。
・図書室の受付
1番やりたかった職種だった。
案の定、書類選考落ち。
いつもいつも、そこで自分が働いてる姿を想像してワクワクしてた。私はそこでどんな風に働いてるのかなって。でもだんだんそれが辛くなった。シャボン玉みたいに直ぐに弾けて消えるんだもの。
ハローワークのスタッフさんは、
「面接まで進めるとだいぶ印象が違うのにですね…すぅさんは60才には見えないし明るく溌剌とされているのに…」と慰めてくれた。
履歴書に記されている『60才』の文字が、
私の学歴や職歴を見る前にそこでシャットアウトされてるんだろうなぁ…
もぅ就活する気力が無くなった。
図書室の仕事(1番やりたかった)に落ちたあたりから、もぅどうでもよくなった…
ハローワークへ紹介状を取りに行くのも面倒だった。クソ暑いし。
世間の皆さんがこの猛暑の中、一生懸命働いてるのに私はエアコンの効いた部屋で寝転んでスマホを弄るだけの日々。
ごめんなさい。でも仕事が決まらないんだもの🥺
そんな時、ハローワークではなくて求人アプリからだったら紹介状も不要で直接応募できることを知った。
まず手始めに「年齢不問」の仕事に応募してみた。
でも、もぅヤル気は0で、
ソファーに寝転んでポチッと。
そこで働く自分の姿も
今回は全く想像できなくて。
案の定、2週間音沙汰なしだった(想定内)
ハローワークも通してないし、
すっかりこの件は忘れ去っていた。
就活もせずブラブラしていた頃、
電話があった。
「明日、面接したい」と。
今までの私だったら何の予定もキャンセルして飛びつくところだったが「明日は無理です」と断った。
2週間も放置されていたことや、もぅ就活の気力が失せていたし、どうせまた不採用なんだろうし。
「では来週いかがでしょう?」
と相手もしつこかったので面接には応じることにした。
面接官は若い男性だった。
履歴書を見るなり「たぶん間違いなく採用でしょうからシフトの相談をしましょう」と言った。
一瞬、耳を疑った。
あんなに恋こがれた『採用』の言葉が
こんなにあっさり聞けるなんて。
…という成り行きで、
7月から働いております。
以前、ハローワークの相談会で
「何をしたいですか?夢は何ですか?叶う叶わないは置いといて夢を教えてください」
と聞かれたことがあり、夢なんだからまぁいっか〜とやりたいことを大仰に話したんだけど、
結果的に今の仕事内容はその『夢』が少し叶っています。
たくさんたくさん履歴書を作って、
面接にも進めず書類選考で不採用を貰って、
私は世間には不要の人物なんだぁーって
やさぐれたりもしたけれど、
この仕事に巡り会うための
『不採用』だったんだって、
今思っています。
文章を書くのが好きで、
若い時に雑誌社や新聞社に勤めたくて
文章に携わる仕事に就きたかった。
でもそれは夢であって、
しかも地方在住だと条件はきびしく、
ますます夢は遠ざかる。
60才にして夢が叶うとは思いませんでした。
お仕事、楽しいです。
無職のうちにディズニーランドに行ったりもした。
無職のくせにパレードの座席に課金したりもして、良席で見ることができました。無職なのにごめんなさい。



