大道芸と私 | SUTTOKO-DOKKOI

大道芸と私

大道芸フェスティバルに

8年ぶりに出演した。

最高だった。

あの感覚がまた味わえたわけです。

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アコーディオンしか弾けない

他になんの取り柄もない奴が

ヘブンアーティストという

東京都公認の

大道芸ライセンスがあることを知り

オーディションを受けて

運良く大道芸の世界から

音楽活動を始めたわけであります。

それが私です。

人とあまり関わらずにお金を貰えたら

という 

最初は本当に甘い考えから

その世界に足を踏み入れたと思う。

口が悪く(今もだけど)

目上の人との関わりも下手くそな自分が

どこかに所属してなんてのは

うまくいくはずもないと自分で思っていた。

しかしながら

フェスティバルの現場に行くと

沢山の先輩たちが

そのシンプルが故に過酷な現場で

身体を張ってパフォーマンスをして

人に夢を見せていた。

人が足を止めない限り

投げ銭を入れてもらえない

その場にいる私のことを

知りもしない人の心に響かせないと

生活ができない現実を知った。

どこの世界も楽な仕事なんてないんだ。


というか大道芸こそ

演者のセンスやクオリティやらを

その場でお客に目の前で評価される

一番シビアな職業かもしれない。

そこで本当に沢山のことを感じたと思う。

人に見せるということはなんなのか、

というような。

空いている時間は

ずっと大道芸をしていた。

上野公園にも通い詰めて

全国の大道芸フェスティバルにも

有り難く呼んでもらい

人前でアコーディオンを演奏する機会が

突然めちゃくちゃ増え

それで生活できるくらいまでになった。

生活は出来ていた。

一生大道芸人だけでいる事も

最高な人生だったと思う。

でもふと 

自分から新しいメロディが出来た時

この曲を沢山の人に

知ってもらいたいと思うようになった。


千円くれた人には

ミニアルバムを配ったりもしていた。

何度もプレスして

全部合わせたら7000枚くらい配ったと思う。

なのに曲は知られていかない。


オリジナルよりも

カバー曲をやったほうが喜ばれた。

パーティ演奏とかでもそう。

嬉しかったけど

なんとも言えない気持ちにもなった

存在は記憶に残っても

オリジナル曲が記憶に残らない。

大道芸ではそれが難しかった。

気がする。

生活はできる けども

アコーディオン弾きとして 

曲を作る人間として

どうしようかと考えた。

そして今こうしています。

今違う世界で生きている我々が

大道芸という

最高な

生半可な精神では

やってられない現場に

ひょっこりまた今回立たせてもらったことが

ありがたくもすこし申し訳なさもあり

でも

チャラン・ポ・ランタンを観に来た人が

新しく「大道芸」という世界を

知れるきっかけを我々が作れるのなら

それも最高な事ですよね。

チャラン・ポ・ランタンを聴いて

誰かの人生を

ちょっぴり変えることが出来たなら

それが本望であります。






橋本さん、息子、

あなた方に出会わなかったら

私は今もきっと

人前で演奏してなかったと思う、本当に。


大道芸の世界に

引きずり込んでくれてありがとう。

またこうして会えて嬉しいよ!!!





という事で

野外の次は室内もどうぞ。

ツアーにも是非来てよね。

宣伝かよ、そうだよ宣伝だよ。

だって来て欲しいんだもん。

チャラン・ポ・ランタン 2019ツアー


「置行堀巡業」


11/17(日)東京都 CHELSEA HOTELsold out

11/22(金)広島県 セカンド・クラッチ

11/29(金)大阪府 梅田シャングリラ

11/30(土)大阪府 梅田シャングリラ

12/06(金)宮城県 仙台darwin

12/08(日)秋田県 Club SWINDLE

12/12(木)東京都 LIQUIDOROOM


CHECK↓

http://www.charanporantan.net/schedule/#schedule


それでは。

8年前の私たちを載せときますね、ギャー




初心を わすれずに