時は進んでいた | SUTTOKO-DOKKOI

時は進んでいた

土曜日に母校に行って
演奏をしてきたんです。
埋め合わせをするには
遅いかもしれないけれど
まだ学校が残っていて
先生が居たからよかった。

先生は頭に残ってる「先生」
よりも
時が流れていた
髪が前より白くなってて
でも私の小学生時代のことは
昨日の事のように覚えていて
楽しそうに話しをしていた。
20年前の、10歳の小春の話を
昨日の事のように

もはや小春が覚えていない
思い出まで出てきていた。

子供の頃の思い出というのは
自分が鮮明に
覚えているものだったりするけれど
先生の方がよっぽど覚えていた。
20年前だった




人生のなかで曲がり角に来た時とかに
判断が遅れたことに
殆どのことに手遅れなんて
多分無いけれど
唯一あるとすれば

消える前に なくなる前に
判断したいと思う

ネットニュースで
知らないバンドがまた活動を休止した
好きでした、と誰かが言ってる
行きたかったのにと誰かが呟く
お気に入りだったお店を
誰にも教えたくなくて
こっそり行ってたのに
ある日お店は潰れていた
好きなことを伝えること
消える前に
明日死ぬかもしれない今日に



今日はツアーで名古屋でした
前のツアーまで
湿布とかを貼って寝る日々だったのに
今回なんも感じない
なんでだろ…こわ…

悲しさが押し寄せます。
ツアーがそろそろ終わる
もはや前なんて忘れてきちゃったけど
今が一番楽しいよね