夢の国
行きたいんだ。
ライヴしに。
色々なところに。
その為に新曲を作っているといっても
嘘ではないです。
12月のツアーが発表されました。
久しぶりの崩壊バンドです。
バイオリン
サックス
ドラム
ベース
アコーディオン
うた です。
12月に行く場所以外の人も
ツアーを楽しみにしていることは
知ってる。
9月のツアーをとにかく
とびきりにします。
それから、12月も抜群にして
全国回っても満員になれるように
頑張ります。
今日もリハーサル。
面白いことは面白くしないと
面白くならないよね。
当たり前なんだけど
時々
目の前の色々に惑わされて
さて、どこに私は進んでいるんだっけ
てなる。
あれーここに来る予定無かったのに
ていう場所に行きたくなんかないけど
すごろくのように
人生は進むわけではないので
人より遠回りかもしれない道でも
自分の道を作ってゆきます。
遠回りかもしれないけど。
とにかく
グラグラ作った新曲の積み木は
小春なりの形で出来上がりそう
そういえば
小学校の時に
「自分で自分の国の絵を描いてみよう」
「どんなものでもいいよ」
という
自分の「夢の国」を描く授業のとき
他の人たちは
乗り物の国だとか
お菓子の国だとか
思い思いの夢の国を描いて
小春はその時
なにを思ったわけか…
ウンコの国 の絵を描いたわけよ。
茶色でさ、…て
大体イメージできると思うけど。
そしたら先生に
「ウンコなんて汚いから
絵を描きなおして」
と言われて
個人的にとても
気に入ってる絵だったから
なんだか悲しくなってね。
まあウンコなんだけどさ。
でも気に入ってたわけだよ。
それで小春だけ描きなおしてさ。
次に描いた絵は
なんだったっけなあ。
思い出せないくらい
気に入ってない絵でさ。
なんだっけなあ
白い背景に
城がぽつんとあって
その城から落ちそうな小春が
ぽつんと描いてあった気がする。
それぞれ描いた「夢の国」は
学校の展示会みたいなやつに
みんなはりだされたんだけど
小春のだけとにかく
誰にも見て欲しく無かった。
つまんなすぎて気に入ってないし。
その時にはもう
気に入っていたウンコの国の絵ですら
誰にも見られたくなかった。
もうとにかく嫌だった。
授業で絵なんて描きたくなくなった。
ていうことがあったよねー。
て、ついこの間
母の あきちゃんと話したっけ。
なにか作りたいのに
うまくいかなくて
投げ出してやめちゃう。
誰にも見られなくたっていいんだ
自分の好きな絵描くから。
誰も見ないでくれ。
とか思っていた奴が
今ステージに立ってる。
誰にも見られなくたっていい奴なんて
本当はいないんだよ。
あの時の小春だって
本当は褒めてもらいたかったし
この絵面白いねとか言われたかった。
小春一人が音楽を
人前で演らなくなっても
来てたお客さんは
他の人の音楽を聴いてれば
別に平気なんだろうなーとか
思ったりする。
チャラン・ポ・ランタンの曲
興味ないわ とか言われても
別に好きでやってるだけだし。
じゃあ聴かなきゃよくね、とか
おもったりする。
でも
本当はやめたくなんかないし
本当は褒めてもらいたいし
好きと言われたい。
一人でも多くの人に。
まあ…
ウンコの絵じゃなくても
よかったろうになあ…
変な奴…