ツアーファイナル | SUTTOKO-DOKKOI

ツアーファイナル

あっという間でした。
あっという間。

初日の少し前から振り返ってみた。


長文過ぎますので

お気をつけください。




まず前日のリハーサルから

話は始まるのだけど。


さて、ラストのリハーサルだ!

と、意気込んでスタジオに入ったら

ツアーが始まってもいないのに

フィナーレを迎えていた。




ウッカリだったらしい。




大丈夫だと思っていたらしい。




ケースから出すまでは…。








デーン

ヘッドの部分も外れるの?これ

なんてアホなことを聞いてみたけど

おそらくこの楽器はそういう機能は

無いらしい。


ウッカリ車から出すときに

ウッカリ倒したベースさくらん氏。

「いや…これ…多分…


アロンアルファ付けたら

大丈夫だと思うよ!


急いでコンビニに買いに行くさくらん。

いや…絶対…

ダメだろ

これ


そんな前日リハーサル。

とにかく片っ端から

ウッドベースプレイヤーに

連絡するものの


そりゃあ勿論プレイヤーは

楽器を使っているわけでありまして

長期で貸してもらえそうな人も

出て来ず…


明日が初日なのに

途方に暮れる

チャラン・ポ・ランタンと

愉快なカンカンバルカン


いや、でもどうにかなる

大丈夫だ

楽器のことは後で考えよう


と、前日リハーサルは

エレキベースで参戦する

さくらんちゃん


その横では

ワーカホリックのリハーサルをする

妹がいた

これ 私が作りました。

100円均一ダイソーで物を揃えて。

なかなかの出来でしょ。

ツアーではこれで

一人でワーカホリックを

やり切りました。


そしてカンカンバルカンコーナーで

もも氏が装着していたダースベーダー

製作者は

いつもパネル担当の

マネージャーねこ太氏

「これでええやんな?」という

メールが

この画像とともに

送られてきました。


さて


準備は万端だ

(ウッドベース以外)


そんな初日

会場には見たことのない

ウッドベースが

ステージに置かれていた。

(コレ↓)

「え?黒いねー!これ!

わー真っ黒じゃーん誰のこれ」

スタッフの823に聞いたら

え?今なんて?


たみお…?


たみお…て


奥田民生?!

うそ!?

民生さんの?!

ベース?!て

え?!

民生さん

ベース持ってんの?!

え!?

ほんとに!?!

わあ!感謝過ぎます!!

ありがとうございます

ありがとうございます

ありがとうございます


ということで民生さんの私物の

ウッドベースを借りて

さすらうことになった

チャラン・ポ・ランタンと

愉快なカンカンバルカン


さーすらーおおーおーう

こーの世界中ーーをーー

ありがとうございます。

本当にありがとう

ございます

(事務所一緒でよかった…)

あーりがとーう

あーりがとーう

かーんしゃーしーよーう

ベース貸してくれて

どうもありがーとうーーー


めでたく初日を迎えました。

横浜は満員御礼

ありがたい限りです。

初日は自分たちもドキドキ。

わくわくソワソワな1日(と、前日)

でした。


そして初北海道。

初フェリーに浮かれまくり

お客さんはパンパンだし

とてつもなく

気持ちの高まったライヴでした


やっぱり初めての地というのは

不安なんですよ。

なんてったって普通の

ライヴイベントもあまり

行ってなかった北海道なので

人がまず来るのかどうかとか

ノリがどんな感じなのかとか

北海道の人は静かに聞く人が多いとか

聞いたことあるしそそそそわそわそわ

なーんて思っていたのに

満員御礼

盛り上がりドッカンでしたよ。

ミラクルドッカンでした。

本当に熱い歓声でした。

また行きます。待ってろよ。


さてその次は仙台

(この時にはまだ

さくらんちゃんが間違えて

去年もののベレー帽を

被ってきていることに

気付いていないのであります)

仙台も

人柄が出まくりのライヴでした。


まず


頼んでいたわけではないのに

ライヴ途中

お客さんが

ひざまずき

始めたのである

モーゼの十戒の

ラストシーンのようでもあった。

見たことないけど。

お客という海が

開かれた瞬間であります。

後ろからもよく見えた 
と好評を得ましたが
こういう景色にしたのは
まぎれもなく
貴方たちお客さんですよ。

そんな奇跡の海割りからの


次はどこですか…
ああ、あそこです
福岡です。

あの 一人だけ仲間外れに気づいた
あの日です。

みんなメンバーは

北海道や仙台などの

ライヴ終わりに

せっせこ写真を撮ったりしてさ。

グッズの宣伝をしてくれたり

しておりました。

そう この写真だって


カンカンバルカンと一緒の

ベレー帽は物販コーナーだよ♪


という 宣伝業の為でもある

記念撮影であります。

サイン会をやっていた時に

一人のお客さんに聞かれました。


「ベースさくらんちゃんの

ベレー帽は

どこで

買えるんですか?」

え?




そうです。さくらん氏だけ

去年発売していたベレー帽を

疑うことなく被ってきて

おりました。


そしてあまりの馴染み具合に

我々他メンバーも

気づかなかったのでありました。


しかし福岡で気づいてしまった


このMCでイジるには

十分過ぎるこの話題。


そしてその結果がこれです。

赤らめたまま今にも

民生ブラック(借り物のベースの名前 

今つけた)と共に倒れそうな

ベースさくらん氏。


ここから彼女だけ

辛いイジられツアーが

開始されたのであります。


そんな福岡

サックスオカピの父ピ母ピも

来てくれてありがたや。

(娘がこんなバンドに所属していて

心配してないだろうか)


ライヴ終わりに

燃え尽きまくった身体に

ビールをゴクンとしようとしていた

カンカンメンバーに

プチ悲劇も訪れたワンマンでした。





そして次は大阪です。

カンカンで初の梅田クアトロ。

いやっはー人たくさん入るからなあ

いやあ心配だどうなんだ心配だ


と思っていたものの


ありがたく…


沢山来てくださいました。いやあ。

(なんかここまでどの公演も

沢山来たという言葉でまとめると

なんとなく人が少なかったのを

誤魔化しているように見えますが

本当です)


ここら辺から小春の中で

「何故こんなに

チャラン・ポ・ランタンの

ワンマンに来る人が増えたんだ?」

という自分では理由の見つからない

疑問が浮かんでくるのでありました。


とにかくちょいちょい聞こえてくる

お客さんからの掛け声的なものが

やはり土地柄なものを感じまして


ここの人たちはこういうステージが

好きな人が多そうで有難い

と、感謝するくらいでした はい。


そしてイジりにイジった

パープルベレーさくらん氏から

ラストに反撃を

食らったので

あります。

というのも

小春はこの時

アンコールで着るはずの

グッズTシャツを

ウッカリ家に忘れてきていて

一人だけ衣装で

アンコールに出ていたのです。はい

勝ち誇った気持ちが溢れる

さくらん氏

しかしこれも

つかの間の幸せなのでした。








お次は 民生ブラック

(借り物のウッドベースのニックネーム)

と その持ち主の故郷

広島です。


やはり広島カープでしょう と

チャラン・ポ・ランタン

2人コーナーでは

カープの歌を歌わせて頂きました。


そして今回のライヴからは

きっと イジられるものか と

本来の色(緑)で来るでありましょう

ベースさくらん氏が


変わらず

紫で

来たのであります。

(写真を撮るのを忘れた)


本当はとんちゃんとおソロなのに…

今日もサックス

とんちゃんの三つ編みは

ピーンしてますね。

(針金入ってないんですよ)


さくらん氏の家から

いつの間にか消えていた

緑ベレー帽。


何日も探したんだそうです。

さくらんちゃん…


もう…

これは…

ラストまでこの紫で

やれという神のお告げ的な

やつなんじゃないのかね。


(そしてまた

さくらんイジりは再開するのでした)





ちょっとこの日記

途中あたりから

ライヴの内容に触れてないけども


広島で言ったら最大のハプニング

「ダースベーダーに

なっている ももの 

付けていたマントが

固結びになっていて

外れず

続いて次の曲が

ロッキーのテーマ

だったのだが

ロッキーは

そのまま 


マントの紐と

戦う曲になった件」


が一番の思い出ですかね。


もうライヴ参戦を逃した人には

ダースベーダーやら

ロッキーやら

な、なにが行われているんだ…


なんて思われそうですが

今回のセットリストには

そんな曲たちも入っておりました。


ハプニングに腹筋が崩壊した夜。

終わってからの疲れが倍増でした

(ライヴで盛り上がったのもあるけど

おそらくあのハプニングでの

腹筋運動も

原因の一つだったでありましょう)





そのまま夜の高速道路を

走り抜けて到着しました名古屋。


名古屋は

まあ

ここだけの話

なかなかチケットが売…


いや、そんな心配も

一瞬で消えたのですよ。

とても来たんですよとても

(また嘘くさい感想)

しかもとてつもない盛り上がり。

(これそろそろ本当に

綺麗事で日記まとめたいの分かるけど

痛々しいよとか言われそう)


いや、来た人には分かっただろうよ!

どれくらい盛り上がったかって…?


とんちゃんの三つ編みくらいだよ!

(本当になぜこんなにピーンとなるのか

謎が深まる髪質ですほんと)

(あ、この謎が深まってるあたりが

「なぜ名古屋も盛り上がったのか」

の時の気持ちと似ている気がする 

多分似ている)

羨ましがるサックスオカピ。

落ち込めば落ち込むほど

おさげは下を向くばかり。



演者としては

盛り上がったライヴ

(小春の初ソロ曲

スタンドバイミーの替え歌部分も

名古屋ではドッカンドッカンでした)

(本当に恥ずかしくて

思い出したく無いんだけどね…)


ファイナルの前に

あまりにも経験しすぎると

心配事が増えるのである。


これ以上のものが

ファイナルで

出せるのか…?


まあそんなこと考えている暇もなく

2/11ファイナルを

迎えたわけなんですけどね。


1300人かーあー

実感わかねー。わかんねー


そして幕が開いたのです。

小春だけで弾いた

愛の讃歌のイントロ。


ピンスポットが眩しくて

誰も見えなかった。


バンドが入ってきて

幕が全部開いて

光がパァってなった時に


初めて見えたんです。

初めての景色がね。

ファイナルまで走り抜けました。

とにかく。

走って走って走ったよ。

そして未だに実感が湧かない。

こんなにチャラン・ポ・ランタンの事

知ってる人っていたんだっけなあ


二年前のバレンタインデーは

ちょうど向かいのライヴハウスで

70人くらいのキャパで

その時初めて

チケットがすぐに売り切れたんだけど

「えー!まじでー!うわー!」て

めちゃくちゃ喜んだ事を

思い出します。


そして 実感はまだ

湧かないけど

でもとにかく嬉しかったです。

まあ一つ言うとすれば

もものステージ上の

自由時間が長かったかな…



面白いのが

丁度5年前小春が今のももと

同い年だった21歳の頃の

その時活動していた

バンドのワンマンは

小春のMCが長すぎて

(そして何故か3部構成だった)

ワンマンライヴは

いつも3時間半でした。

その時は全然長いと

思ってなかったんだけどね。

そこから 後に

ねこ太氏にも指摘されたりして

自分でも感じたものがあったりして

直したり 

考えながらやるようになったっけなあ

あの時の自分を見ているようだ…


いや…あの時の小春より

はるかに 何かが

小春より勝っている女なんだけどね

ももは


まあそこら辺

あまり負けを認めるのも

なんか嫌なんでね


一番の仲間で一番の敵は

妹なんでしょう。


5歳離れてるとかは

もはや関係ないです。





さて次は来月ですか。

チャラン・ポ・ランタン二人

一対一で対決ですわ。

乞うご期待。