板挟み | SUTTOKO-DOKKOI

板挟み

私、最近ついてないの。

と言ったりする人がいる。
何でこんなことになっちゃうのだろう
私は悪くないのに、と。

勿論小春だってそういう風に
思ったりするし
そう反論する時だって何度もあった。

数少ない大事な友達が
以前言っていた。
自分の周りにいる人たちは
自分の鏡なんだよ、と。

自分の分身を眺めてみた。
何度も向き合って見ているはずなのに
これが自分への答えなのかと思うと
ただただ、呆然とするしかなかった。

答えが見えない という答え。

今はそれしか出ないのか
それしか出せない自分の未熟さに
納得するしかないのか

何度も何度も同じ表紙の本を
あたかも初めて読むかのように開く。
あれ、これ前にも見たような。
気のせいか、の繰り返し。


自分の鏡たちは
今ひたすら もがいている。
もがいて暴れて
自分を傷つけていることに
気づかないまま
ズタズタ。

見ていられないけど
これが自分への問いになったまま
回答用紙はまだ白紙のままなのに
風に飛んでいきそうだよ。

何年も前からこういう傾向にあるのは
まぎれもなく自分の問題であって

誰かのせいにしたいのは
自分のせいって
分かっているからなんだとおもう。

逃げ出したい。
自分から。

逃げ出せない。
自分だから。