海老で鯛を釣る | SUTTOKO-DOKKOI

海老で鯛を釣る

「すみませ~ん」

な なんだなんだ?夜道で声をかけるなんて
何だか危険な匂いがするなぁ。なんだよ。

「6丁目ってどこですかー…?」

ははは!ますます怪しい感じではないか!
車の中から声かけて!それで教えようとしたら
車の中に入れられて連れ去られちゃうのか?!
そんな罠にひっかかる女ではないぞ、小春は。

「なんだかごめんなさい…」

なんで謝るんだ?!ていうか女の人だなぁ。
しかも人が良さそうな。
まさか罠でもなんでもなく
普通に道に迷ってるんやろか。

そろそろ家に着くところだけど自分の家は
左の方で、今4丁目だから…うーん?
どこだ?近くなはずなのにまるで分からん。
うーーーん…(・∀・)
私の家がもうすぐなので家のヤツに
聞いても良いですか?!!!

走って家に帰ってパソコンでカチャカチャ
調べる父上母上。

なーんだ、本当に家の目の前のとこじゃんか。
あ、おねえさん。探してるお家はこっちですよー

「ありがとうございました。
 私、こんなものしか持っていないのですが
 もらっていってください」

なんだこれ?化粧品かなー(・∀・)
ありがとうございます。
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パカッ




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!!!??






SUTTOKO-DOKKOI
金箔?!
な!ななななななななぁんだぁ?!こりゃ!!
これ顔に塗るの?!これ顔に塗るの?!!

どうやら本当に顔に塗るものらしいよ。
次に会ったときに小春の顔が金ピカしてたら
このクリームを塗っていると察してください。
ちなみにまだ怖くて塗れません。







彼女は何者だったんだろか。