ハイ・リリー ハイ・ロー | SUTTOKO-DOKKOI

ハイ・リリー ハイ・ロー

どの木にも鳥が枝にとまっていて
愛の歌を歌うわ

どの木にも鳥が枝にとまっている
私に聞こえた鳥たちみんなの歌が
言葉がないのに私の心を傷つけたのは
愛の歌を歌っていたから
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なんで歌ってこんなに人の心に突き刺さるんやろ。


先日お客さんから貸してもらったビデオを見ました。
貸してくれてありがとうございます。

とっても古くて可愛い映画。
アメリのような、ハイジのような。
純粋な女の子ってこんなに奇麗なんですね。


リリーに登場する歌は、
この「ハイ・リリー、ハイ・ロー」
たったこれだけ。
原作は、『七つの人形の恋物語』。
原作も読んでみたいなー。
リリー役のレスリー・キャロンが
可愛すぎて失神しそうになった。


たった一人の肉親を亡くしたリリーが、
とある町に知人を訪ねてやってきたところから
このお話は始まります。
だけど、その人はもういなくて途方に暮れるリリー。

たまたまこの町に来ていた見世物小屋の
若い手品師マークに恋い焦がれて
すっかり見世物小屋に付いて行ってしまうリリー。
そこでマークにすがるんだけど
そっけなくあしらわてしまうのだよ。

自殺をもくろむリリー。

そこに後ろから呼び止める声が。
それが操り人形たち。

リリーは純粋な女の子なので
人形が本当にしゃべっていると
思い込んでいます。





かっこよくてスマートで
女たらしだけど優しい手品師マークと

そんなマークが大好きだけど
かなわぬ恋だと分かっている
純粋な女の子 リリー。

そんなリリーが一番楽しい時間は
一番の友達 操り人形たちと
ハイ・リリー ハイ・ローを歌うこと。

でもその幕の裏にいるのは
いつもすぐ怒って 呑んだくれて
だけどそっと影で支えてくれて
密かにリリーに思いを寄せている
人形使いのポール。



人形を通してポールがこんなことを言います。
「欲しいものが何でも手に入るとしたら何がほしい?」
わからないと答えるリリー。

「ぼくには判る。いつか誰かが君を愛して
 思ってくれること」

幕の中で切なそうな顔をするポール。




あー 涙が出てきた。
かわいそうなポール!ああああああ!


「リリー」(1953年 アメリカ 81分)
■監督 チャールズ・ウォルターズ
■原作 ポール・ギャリコ
■脚本 ヘレン・ドイッチュ
■出演 レスリー・キャロン
    メル・ファーラー
ジャン=ピエール・オーモン
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愛の唄は悲しい唄
ハイ・リリー、ハイ・リリー、ハイ・ロー
愛の唄は苦しみの唄
なぜ知っているかなんて聞かないで。

愛の唄は悲しい唄
だって私は愛してそうなったのだから
私は窓辺に座って雨を眺めている
ハイ・リリー、ハイ・リリー、ハイ・ロー
明日になればまた愛するかもしれない

愛の唄は悲しい唄
ハイ・リリー、ハイ・リリー、ハイ・ロー
愛の唄は苦しみの唄
なぜ知っているかなんて聞かないで

ハイ・リリー、ハイ・リリー、ハイ・ロー

愛の唄は悲しい唄
だって私は愛してそうなったのだから
私は窓辺に座って雨を眺めている
ハイ・リリー、ハイ・リリー、ハイ・ロー
明日になればまた愛するかもしれない

ハイ・リリー、ハイ・リリー、ハイ・ロー