やかましい/かしましい | SUTTOKO-DOKKOI

やかましい/かしましい

妹と小春は同じ部屋でね。
机もお隣。引き出しもお隣。
ベッドもお隣なのだよ。

小春のベッドは左 妹は毛布の中。

鳴り響くは目覚まし時計。
「ピピピピピピピピピピピピピピピピ」
ああああ喧しいなぁ。電子音がイライラするよ。

でも起こすのは面倒くさいから放っておく。




寝てる。




「ねぇもも バジルにエサやってよ」





寝てる。





「ねぇもも。おい、もも!」






ようやく起床。そんな妹の一言目は






「あああー。いい夢だったのに忘れちゃったじゃん」

忘れてもいいから

起きてくんないかな!
その目覚ましの電子音が喧しいわけよ!

ん?喧しいってこの漢字で合ってたっけなぁ。

検索検索…

<やかまし・い【喧しい】 [形]やかま・し[シク]>
1 声や物音などが騒がしい。うるさく、不快である。
例文:「工事現場の―・い音」


ああ 合ってた合ってた。


ん?喧しいって「かしましい」とも読むの?

<かしまし・い【囂しい/姦しい/喧しい】[形]かしま・し[シク]>
大いに耳障りである。やかましい。かしがましい。

例文:「女三人寄れば―・い」


なんちゅう例文だよ!

ああ、そんな余談はさておき。





朝ご飯はもう食べて デザートのリンゴを食べながら
呑気に日記をこうして書いているわけなんだけれども。

その隣で走り回る妹。

ああ。また学校が間に合わないのか。