スッタニパータ サーリープッタ969の解説 | suttanipatacomのブログ

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suttanipata.com管理者がスッタニパータ(ブッダのことば)をわかりやすく現代風に解説

969 智慧をまず第一に重んじて、善を喜び、それらの危難にうち勝て。奥まった土地に臥す不快に堪(た)えよ。次の四つの憂うべきことに堪えよ。

 

 

 

観察するところから得るところの智慧をまず第一に重んじて、八正道を知り、善を喜び、それら人間的思考の運動による反応がもたらすの危難にうち勝て。奥まった土地に臥す不快に堪(た)えよ。寂静にして現象を観察し次の四つの憂うべきことに堪えよ。

 

 

 

実に世の人々は、現象を思慮し、心のおもむくままに人間的思考の運動によって、あくせく行動する。修行者は、現象を快、不快に分けることなく、ありのままに観察する。すなわち、分別を思考に回してあれこれ考えることを制して、心、寂静にして観察するのである。かれの心は、運動することなく、穏やかである。そこから気づきが生まれ智慧へと繋がるのである。