スッタニパータ 並ぶ応答ー小篇884の解説 | suttanipatacomのブログ

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suttanipata.com管理者がスッタニパータ(ブッダのことば)をわかりやすく現代風に解説

884 真理は一つであって、第二のものは存在しない。その(真理)を知った人は、争うことがない。かれらはめいめい異なった真理をほめたたえている。それ故に諸々の〈道の人〉は同一の事を語らないのである。

 

 

 

各々が知りえる真理は一つであって、第二のものは存在しない。その真理を知った人は、寂静にして争うことがない。かれらは。それぞれが知りえた異なった真理をほめたたえている。それ故に諸々の修行者は、同一の事を語らないのである。

 

 

 

真理とは何か?それは、我々の目の前にある。まさに目の当りに広がりし、この世界この世界こそが真理であり、法なのである。何故わからないのか?それは見ようとしないからである。何故見えないのか?目をつぶっているからである。何故か?それは人間的思考の運動によっておおよそ半分を排除しているが故に見れない、いや、見えないのである。まさにこの世界は完全なる法の下に成り立っている。修行者は、それを知って自らの人間的思考の運動を制し、自らの目の前に広がる現象を観察し、同時に自らの心をも観察し、真理を観よ、そうして、自らの心の中に仏性を発見する。その瞬間、かれを取り巻いていた闇は照らされ、すでに完成されている仏性と一体化することによって、遂には彼の岸へと到達するのである。

 

 

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