822 (俗事から)離れて独り居ることを学べ。これは諸々の聖者にとって最上のことがらである。(しかし)これだけで『自分が最上の者だ』と考えてはならない。ーかれは安らぎに近づいているのだが。
822の解説
出家者は俗事から離れて独り居ることを学べ。これは諸々の聖者にとって最上のことがらである。しかしこれだけで『自分が最上の者だ』と考えてはならない。ーかれは安らぎに近づいているのだが。
世間一般の人が求めるもの、それは、人間的思考で、快、不快に分け快を追い求める。そして快を得られると幸せだと思う。それは、本当の幸せではないのである。その一時的な快(幸せ)を得てもそれは、運動をするので必ず不快が訪れる。今は苦しい、苦しいけれどもがんばれば幸せになれる。それが人間的思考であり俗事なのである。人はその永遠には続かない一時的な幸せを求めて執着をする。その運動をくり返している限り、人の周りには煩悩の激流が渦巻き安らぎは得られないのである。賢者は、その俗事から離れ独りでいることを学べ。そして自らへの驕りも制するのだ。そこから安らぎへの道が始まるのである。
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