ジャンセアの特徴

 ジャンセアは、最後に進化した種とあって、レギーネとは少し違う点がいくつかあります。

 第1は、開花期で極早咲きの8月、9月は殆どなく、一番早いもので10月からです。それでも少数派であって、多いのが冬から春で、これが中心となります。このため、早咲き系は貴重なのですが、これも毎年キチンと咲くわけではなく、年によって変異し、固定したものではありません。

 第2は、葉先が枯れ込むことです。小葉系やパービフォリアでは起きませんが、リーフレス(無葉系)では、古くなると葉先が枯れてきます。これは自然なことであって、決して栽培上の不手際で起きたことではありません。

 第3は、乾燥には耐えるが、水は嫌いではないということです。この点を私は、長く誤解していました。水やりは少ない方が良いと思っていたのです。やはり、レギーネ並にやった方が、良く育つのです。但し、これには水はけの良い材料で植える必要があります。