仕事をやめてから、鳥見の遠征一人旅を今年はじめてした。
東京都内も、千葉県も、神奈川県も、茨城県も、住んだことはあるので、関西よりもややなじみはある。しかし、乗り換えはいつもドキドキ。(2月にも遠征して今回二度目)
始発のバスから地下鉄新幹線、総武線快速とのりついで、やっと船橋駅につくもバスにまにあわず、タクシーであこがれの探鳥地「船橋海浜公園」(船橋三番瀬)に到着。
9月7日の満潮は7:19で、それから1~2時間後がよいとのアドバイスをもらっていたが、着いたのは3時間後。しかし、実は写真を撮っていて一番鳥が多いと思ったのは4時間後くらいだった。潮がひいて、あたりは鳥さんにとってはレストラン。
夏鳥をしっかり海で撮るのは、ひょっとしてはじめて。
しかも、時間がたつにつれ、鳥がふえ、カメラマンもふえ。
私の幸せ度もグングンUP。
はじめは、自分の中では「カモメ類」を撮っていた。翌日「それはカモメではなく、ウミネコでは?」と教えてもらう。恥ずかしい。でも、ウミネコも一応カモメ科ではある。
そして、私は、シギチは全く名前がわからない。
とりあえず、撮ってあとから調べる。でもわからない鳥さんも多数。間違えていたら、どうかコメントをください。
はじめに「これはムナグロ?」と思ったけど、三番瀬から谷津干潟に行ったとき、鳥の絵一覧で「ひょっとしてダイゼンか」とわかる。
ダイゼン (初撮り)
はじめて会う鳥さんが撮れると、すぐに幸せ度があがる私です。これだけでも、きてよかった。
以前撮ったことはあったけど、こちらにも、いたのか。
以前はプチ遠征(愛知から三重県)で、そのときは、ほぼそれしかいなかった。(ただし大群、そして遠い)ミヤコドリ。
ミヤコドリ
名にしおわば いざこととはむ 都鳥 わが思ふひとはありやなしやと (在原業平)
さて、名前のわからない鳥さん第二号。
クチバシ長い。ひょっとしてひょっとして、これも初見?
いろいろ調べると、どうもオオソリハシシギみたい。
撮っているときは「だったらいいな」とは思っていた。
オオソリハシシギ(初撮り)
実は、一日目の三番瀬、長靴はしっかりもっていったけど、帽子を忘れて、日傘があるのみ。日傘ささないと、顔がただでさえ自黒なので、必死でさしていたけど、風にあおられる。傘を風にあおられながら、鳥撮る人なんて、三番瀬では私ただ一人で、かなり恥ずかしかった。しかも、写真もすぐブレブレになる。(傘持つてもとがゆれるからね。)
その時点で、明日も、必ずリベンジでこようと思っていた。
なので、オオソリさんが、予想よりキレイに撮れて(私はこのレベルでも、十分満足)帰宅して写真見てホクホク。
自分は、三番瀬の海にむかって右の浜をひたすら歩いていった。そこはただの、カン。しかし、そっち方面が私がついたころは5~6人だったのが、どんどん人がふえてきて。
ついには、バーダーの団体様がやってきた。みんな三脚をもっているのと、長靴ではない人たち。
その団体様が、私よりもずっと浜側で、みなさん一方向を見てずっとカメラや双眼鏡をガン見している。何がいるのだろうと、一生懸命見るが、私+眼鏡ではさっぱり。
とりあえず、浜より少しバックしてカメラを構えてみる。
あ、トウネン?
私が日傘を手にトウネンを撮っていると、私のまわりに、トウネン撮りの人が数人やってきた。その中の一人が、鳥に詳しい人らしく「あ、トウネンと、ヨーロッパトウネンと二羽いる」というので、数人の群れが「おお!」となり、みんな必死で撮る。でも、言われてもどっちがどっち? 状態。
みなさんは、この写真(あまり鮮明ではなく失礼)で、おわかりになりますか? 途中から推定ヨーロッパトウネンにばかりピントをあわせたので、ボケテいるのがトウネン。
この二羽、どんどん私たちのいるほうに近づいてきて、なんともラッキーでありました。
一番はじめのころに撮った写真。
ウミネコにくらべて、あまりに小さくて、動いてくれなかったら鳥とすら認識できなかった私。
トウネン 二羽
トウネン二羽
トウネン 二羽
みなさん、おわかりになったでしょうか。
鳥に詳しそうな人が、左がヨーロッパトウネンと教えてくださいました。くちばしが細く長い。足も少し長い。
......という感じ? .....と、自分一人でまいあがって書いて
いましたが、いろいろ調べてみて結論は補足のとおり。
(補足)両方ともトウネンというコメントをいただいて、自分なりに検証しました。結果については、その二で書きたいです。→ 自分の中で、やはりいただいたコメントのとおり、二羽ともトウネンという結論をだしました。
ヨーロッパトウネン(以下ヨロネン)は、足がトウネンより長く、♪鳥くん の解説によると、えさをとる角度が、トウネン30度だと、ヨロネン45度ということですが、二羽とも角度はさほど違わなかったです。
トウネンは函館と愛知で一度づつ撮っています。
こんなにたくさんの種類がいて、しかも比較的まじかに見ることができる三番瀬は、なんとすばらしい場所でしょう。
すっかり三番瀬のファンになったので、違う季節にもぜひ訪れたい。
すでに、体力消耗ぎみですが、翌日再訪するとなると、谷津干潟は今日行くしかない、ということで、このあと、谷津干潟に移動。