6月30日ミュージカル「この世界の片隅に」 | なおのブログ

なおのブログ

人生にエンターテイメントがあってホントによかった〜

このブログは
①のろけ(^ ^)
②歳を重ねてから「あの時の私はアホで楽しかったね」の備忘録
です

 
 
公式

 

 

 

 

勢いのある若手でしっかり固めた布陣

初ミュージカル作曲のアンジェラ・アキさん

 

 

 

 新作なので「初」を楽しみたいです

 そして

大千穐楽は物語の土地である呉で上演!。

こーゆー選択は物語をギュッと引き締まる効果があると思う

 

 

 

 1月12日

ビジュアルポスター発表

 

 

 

 

 

 

 

 

2月21日

制作発表記者会見

 

 

 

 これはメインテーマ曲

 

 

 

3/8舞台「中村仲蔵」の時2階フロアにあった広告

 

 

 

 

4月19日 

 

 

 原作者と作曲家と主演の2人のインタビュー

、、、なんだかみなさんがとても可愛い(^ ^)

 

 

 

 

 

 舞台映像

 

 

 

 村井良大さんと大原櫻子さんペア

 




5月21日

 編曲者河内肇さんのノートより

、、、こーゆー話は大好物です

 


編曲がへたっぴだとどんな素敵ないメロディも台無しになるし、

言い方を変えたら

編曲が良いからさらに売れるって事はふつーにある!

それの最たるものがムソラグスキーのピアノ曲「展覧会の絵」のオーケストラ版ラベル編曲だもんね〜




6月29日 

(略)


(中略)



劇団四季退団初のミュージカルが聞けるなんて

ラッキー✌️

、、、でしたが今作ではソロで歌うシーンはなかったです




そして 

 村井良大さん

お誕生日おめでとうございます🎂







さて恐怖の席ガチャの御園座で

今回見事な大当たりを引きました


【12列センターブロックほぼドセン😭😭】


大外れって番号を見てすぐわかたったし、

凹むし、

主催者先行(なのでA席(御園座はS席表示ではない)のみ先行案内されるのも納得いかない)でこの席はないよね?

いやいや

ふつーの劇場なら全く問題がないのです!

でもここは

千鳥席になってない御園座のセンターブロック!


「前の人の頭がまるでチンアナゴのように視界をさえぎる😭」



ミュージカルだから声が聞こえるから、

顔が見えなくても良い?

いやいや

演技が見えないのであれば、

それは「見えずらい席」として売り出すのが売り手の仕事では💢。

お尻がフカフカ(各席にエアーウィーブが設置されています)は何の慰めにもならないんです😭



ひとしきり騒いで項垂れたまま地下鉄から地上に上がる階段をゆっくり登る人の気持ちを、

この劇場の客席設計した人は知っているかしら?

 


【本編】

内容にふれています


空梅雨予報はどこへやら?

今日はしっかり雨☔







この時期でも美味しいほかほかのきんつば




まずは席の話を。

今回前の人の頭があまり引っかからず観やすかった🙌事の理由は、

①前の人が身長が低い女性だったから、

②オケピットの場所まで舞台が張り出して実質6列目だったから。

、、、この張り出し舞台は御園座仕様?

日生劇場と御園座の舞台上のサイズ違いで張り出すことになった?

③さらに舞台が膝の高さ辺りまでかさ上げしてあり、八百屋舞台になっていて、

さらに盆舞台で回るし、セリで上下した事




休憩中にパンフレットを買いにいって、

「売り切れ」と言われ

「ネットの東宝モールをご利用ください」って言われた😢






さて物語は時系列は多少前後するけど、それはすずさんが昔を思い出すって感じで、

それに重要な事の話には「昭和19年○月」と年号を言ってくれるからわかりやすいし、

Netflixで「この世界の(さらにいくつもの)片隅にに」を予習した問題なし



ただ時系列を変えているのは1幕だけで、

2幕のりんさんの正体が周作さんが昔好きになった人とわかり、そこからは時間通りに進みます



アンジェラアキさんの音楽はとてもわかりやすく、

全体的に長調が多くて、

1幕ラストのりんさんが周作さんが名前のメモを渡した相手とわかった時の歌♪この小さな紙切れには♪は長調で伴奏は短調で作曲技法が冴えている


そうそう

♪この小さな〜♪はオペラのライトモチーフのような扱いなのか何度も出てくるし、YouTubeでも歌っているから「きたーー!」感がある



それと

「上から何が降ってくる」演出って今まではラストシーンや一幕最後の盛り上がりでよく使われてように感じていた。

例えば

花びらとか雪とか

そうそう

最初からハラハラずっと落ち続けていたのもあったし、

いきなり訳のわからないモノが落ちてくることもあったっけな〜


けど今作は

最初からテーマ音楽♪この小さな紙切れには♪を流して、

最初から紙がハラハラ舞い落ちて演出的にはいきなりクライマックス!!だった。



そして

どちらかと言えば

ミュージカルで「怒り」や「悲しみ」を表現する時って「高音」で歌うパターンが多かったけど、

この作品では義理の姉径子(音月けいさん)が低いソをまるで地を這う声で響かせて

「あ!その手もあるんだ」と。

でも低音を上手く響かせつつ歌詞がわかる発声は難しい(高音を出すためにファルセットで声を揃えるので)から、すごい技を見せてもらった気分です





さて

昆夏美さんのすすさんがホントにほんとに可愛い、

周作さんが何度も何度も「すずさんはこまいね」って言うけど、ホント小さくて可愛い。

ニコニコしてぼんやりしているけど、絵が上手な感じはそのままアニメ的で微笑ましい


だから

姪のはるみちゃんを亡くしてそれを義理の姉径子に責められて、

大きな目に涙を貯めて正面を向いてから顔は痛々しいし、でも大声で泣き喚いたりせずに一身に悲しみを受ける様子が一層ツラく見える




そして

あまり喋らない旦那さん周作さんを演じる

村井良大さん💐


ホント村井さんがふつーの人の役を演じるとピカイチ!

声も昆さんの周りをふんわり包む感じで我を通さないように歌っているように感じる




さて

多くの人がグスグスしていたはるみちゃんの死のシーンより、

私はすずさんの「(私が呉を離れたら)記憶が消えてしまう、私の居場所は私が決めます」のセリフで涙腺が決壊した



そっか、、、

ここは悲しい場所だけどここに住んで

亡くなった人を想いながら生きて行く。

それは思いもしなかった弔い方でした



この作品はキャスティングを変えながら長く続けて欲しいですし、

個人的にミュージカル「ミス・サイゴン」より

「この世界の片隅に」の方が共感できるのは日本人として戦後教育を受けたからなんだろうな、、、