私(母)

2〜3ヶ月位前 

ご飯を食べている時に、お茶碗がヒビ割れていることに気づいた。

やだ…ヒビ入ってた…



でも忘れちゃう、お茶碗にヒビ入ってること。

またご飯を食べている時に

ヒビを見て、とか

食後使ったお皿を洗う時に

そのお茶碗をスポンジで触れると

わずかにヒビの所が引っ掛かって、

ヒビが入っていたことを思い出す。


特にこのお茶碗が気に入ってるわけではなかった。

行き当たりばったりこのお茶碗と出会い、息子が値切ってくれたので買った。

なんかに使えるかな?程度で。

ベトナムバッチャン焼きもどき。

それで行き当たりばったり、私のお茶碗となっていった。

ひと回り大きいのは、息子のお茶碗となっていった。

5〜6年使用したかな。



息子はもう我が家にいないから、
息子が使っていたものを
私のお茶碗にしてみた。
が、大き過ぎる。私の手には持ちにくい。何回か息子の使っていたお茶碗でご飯を食べたけど、
使いにくい。
だから埋め立てゴミの日に出そうとしていた、ヒビ割れている元のお茶碗に戻した。

捨てようとして気づいた。
このお茶碗は私の手に
ちょうどよかったこと
ご飯の入る量も
ちょうどよかった。
それから飽きていなかったことに。
でもヒビ割れている。

今私はお茶碗を探している。
特にバッチャン焼きが好みってわけではないけど、この器の厚みと色使いが飽きずに使いやすいのかなと思い、今度は本物のバッチャン焼きのお茶碗にしようと思ってる。
手で触れてから買い求めたいので
ネットでは探してない。
でもどこで買えるのかわからない。
買えるところから、探さないと…
そんな感じだから、ヒビ割れているお茶碗を使い続けちゃってる。
ヒビ割れていることも、
よく忘れちゃってる。
また食事中、ヒビを見て
あぁ〜ぁ…と思い出す。
そんな地味でしょぼい夜を繰り返してる。

バッチャン焼きがありそうなお店に入ったら、絵葉書も売っていて
絵葉書を買いました!
お茶碗のことをやっぱり忘れて、
食器なんて見ないで、絵葉書だけ
買ってきてしまいました。

ヒビも欠けもある食器を
かっこよく慣れ親しみ使いこなしてる人をみると憧れる。
ヒビも欠けも
チャームにすら見える。
私は、そうなれない。
早く買わないとな。