さて、もう既に色々な意見が、男子の結果に対して出ているようですが。
エルビス・ストイコさんのコラム。↓
http://sports.yahoo.com/olympics/vancouver/figure_skating/news;_ylt=AulAMSDw0BCyIeNkTotYhkZ0fNdF?slug=es-thoughts021810&prov=yhoo&type=lgns
ストイコ選手、カナダスケート連盟での立場は大丈夫でしょうか?><
ざっくり訳すと、4回転にトライもしなかった選手が王者でよいのか、とか、ウィアー選手がなぜあんなに順位が低いのか、とか、(チャン選手より上だろうという)、プルシェンコ選手が金メダルをとるべきだったとか、このままではフィギュアスケートは進化しないとか技術が退化するとか、芸術に走り過ぎているとか。
ある意味、技術特化していたとも言えるプログラムばかりだったストイコ選手の、凄く骨太な意見です。
共感出来る部分は多々ありますし、同じような危惧も感じますが・・・・。
その一方で、プロトコルを見ると一定レベルで「納得」がいく部分もあるのも事実であり・・・。
プロトコルはこちら↓ くどいようですがコチラ↓
http://www.vancouver2010.com/olympic-figure-skating/schedule-and-results/men-free-skating_fsm010101eh.html
たとえば、「TESでステップレベル4とその加点が点数の差別化に使われるだろう」と、前に予想しましたけど、その通りに今回のオリンピックではレベル4を出す選手が沢山出ました。
SPではライサチェック選手・高橋選手。
FSでは高橋選手・ランビエール選手・チャン選手。
そう、差別化に使われているものの、一応納得がいく選手ばかり。
そして、一番ステップレベル4にふさわしいステップだったと思われる高橋選手のFSのGOE加点は2.2点。
ランビエール選手とチャン選手のGOEが2.0点。
一応点数に差があるのです。
ランビエール選手とチャン選手の評価が(ステップで)全く同じで良いのか、と聞かれると・・・。
同じでも問題はない。多少違ったところでも問題ない。としか答えようが無いです。
↑ぎゃー、ここ、違ってました!><
サーキュラーステップとストレートラインステップを見間違えてました;;
まったくもう、PDFファイルじゃないから見にくいったら・・・ブツブツ(なすりつけ)
まず、サーキュラーステップ。(円形のステップですね)
ライサチェック選手 レベル4 GOE1.2 で5.10点
高橋選手 レベル4 GOE2.2 で5.40点
プルシェンコ選手・ランビエール選手・チャン選手のサーキュラーステップはレベル3です。
加点は0.8点、1.0点、1.0点と差は殆どありません。全体の点数としては4.3~4.1点。
ストレートラインステップ。(ランビエール選手はサーペンタインステップ。S字型にステップラインを描くもの)
ランビエール選手 レベル4 GOE2.0 で5.9点
チャン選手 レベル4 GOE2.0 で5.9点
高橋選手 レベル3 GOE1.2 で4.5点
プルシェンコ選手 レベル3 GOE1.0 で4.3点
と、いうことで、2種類のステップシークエンスを合計すると上位5位まではステップで差がついていない・・・。
サーキュラーとストレートで上手く調整されてほぼ同点の評価になってます(汗
ですが、このステップの評価は6位以下の2種類のステップシークエンスでどちらもレベル3だった選手とのTESの差別化になっているかもしれません。
うーん、やっぱり多少・・・ですが、ステップのレベルが点数の差別化、または上位選手に近い点数に持ち込むのに使われた感じがしてしまうのは、否めないかもです><
ストレートラインステップに関してですが、同じレベル4を取っていても、ステップからステップへのエッジさばきはチャン選手の方がランビエール選手より上で、技術的に難しいことをしています。
ですが、音楽との同調性や上半身の動き、上半身と下半身のバランスはランビエール選手の方が上です。
つまり・・・問題は「GOE加点の要因で、どこの部分の要因を満たして、このGOEになったのか」ということがプロトコルで示されないことが、GOEの問題点なのです。
このことは以前から指摘していましたけど、全く同じ評価=全く同じGOE要因で同じ点数になった、とは考えにくい場合が多いので、分かりにくいのです。
GOEが付くのは分かる。しかし、どんな理由で付いたのかが明確ではない。要因が示されない。
これが示されない限り、どんな選手に対しても「ジャッジの主観だろう」という意見を言いやすい状態になってますから。
ウィアー選手の点数が低かったことに驚いた方も多いのでは?
これはPCSのせいです・・・・。
トップ3こそ、あまりPCSの差をつけませんでしたが、メダル圏外の入賞クラスでは「PCSの差別化」をやりたい放題やってくれた、という印象です。
ただ、チャン選手のプログラム構成難度が凄く高いことも事実ですし、地元ですし、なかなかこれは「絶対おかしい」とも言えないグレーゾーンな気もします。
プログラムの途中にかなり休憩部分が多く、普通の入りのジャンプも多かったウィアー選手のPCSが伸びにくい、とも言えますし。
(チャン選手は、普通に入るジャンプが全くありません。休憩になりそうな箇所も凄く少なく繋ぎも本当に凝っています)
チャン選手の足首は本当に素晴らしいです。上半身の動きはちょっとアレですが。
アレですが・・・えーっと、そう、アレなんですが・・・、足首、膝、凄いです。点数が出すぎという印象もなくは無いけれども、「絶対に納得が行かないレベルの点数」かどうかは・・・。
個人的には「納得がいく部分もある」としか言えません。(渋々)
なぜ渋々かというと、小塚選手の演技・・・4回転を成功させてもチャン選手より下だという、ことにもちょっと納得が行ってないからなのですが、ウィアー選手もクリーンだったし、この辺りの順位は本当に最後は「地元点」ぽい気がしなくもないです。
誰がどう、順位が入れ替わっても不思議ではない、と(1)で書いたのも、その為です。
ウィアー選手、SPもクリーンだったわりに点数が伸びませんでしたが、やっぱりプログラム構成難度が多少低いのと雰囲気がジャッジの好みでは無かったのでしょうかね~・・・・。
私は、ウィアー選手しか出来ない雰囲気を感じてSPは素晴らしかったと思いますが、繋ぎなどの技術的な部分でランビエール選手やライサチェック選手の構成に届かなかったのも事実かな、と。
でも、本当に素晴らしい選手です^^
点数が出て、ブーイングが起きましたが、それを宥めていたウィアー選手、素敵でしたよ^^
独特の雰囲気もありますし、カリスマ性もあるし、日本で人気があるのも当然ですね。
チャン選手。
小技が効きまくった凄いプログラム内容ですが、彼は競技会というよりも、本当はアイスショー向きの選手なのかもしれませんね?
常々、私は選手には2通りいて「競技会向きの演技をする選手」と「アイスショー向きの演技をする選手」とカテゴリー分けをしてる部分があるのですが、チャン選手はアイスショー向きでしょうね。
大技のジャンプが苦手な印象ですが、ステップとスケーティングだけで観客を魅了できる。
意外なようですが、逆にウィアー選手は実は競技会向きなのでは無いかな、とも思っています。
ショーで何度か彼を見ましたが、勿論凄く素敵でした。本人もショーの方が好き、とも言ってましたっけ。
ですが、彼は競技会ではまた違う印象というか・・・雰囲気が出る気がします。
大技も出来る、という意味でも競技会向きですが、競技会の時の方が更なる闘いオーラが出るというか、ケレン味が増えるというか。
そして、私個人にとっては、ウィアー選手というと、苦手な4回転で失敗して、いつもの優雅さをかなぐり捨てて?氷に倒れていた時の姿が思い浮かんでしまうのです。
あの姿、まさしくアスリートでした。
まあ、個人的な勝手な意見ですので、スルーなさって下さいっ!!
まあ、この辺りの選手の皆さんの「競技会向き」か「アイスショー向き」かは、個人の勝手なカテゴライズですので・・・というか、単に面白いから、適当に色んな所で考えて適当に当てはめているだけで・・・
ガコンッ!!
・・・・><
はい、話がズレましたね;;
それにしても、あれやこれや考えても織田選手は残念でした><
もちろん、一番残念で悔しい思いをしたのは織田選手でしょうが・・・・・
なぜ、アナタはそう詰めが甘いんかいっ!!!;;;;(涙
ガラガラガラガラガラ・・・・(ドラム缶
ひいっ!!><
いえ、それはきっとお坊ちゃまだか・・・
ガコンッ!!
こっち(タライ)が来たか;;
ただ、靴紐を安易に変えると違和感が起きてしまうのも分かりますし・・・。
そうだ、これからはソーイングセットを携帯するのだっ!!!
ピーーーーー!!!(雪だるま君の絶対零度の視線)
・・・;;;(凍っちゃうよ;;)
いえ、本当に残念でならず;;(涙
本当に織田選手の素晴らしい素質、演技、コミカルな表現、素敵でしたから。
凄く成長を感じさせてくれる演技でした。
アレがなきゃあ、とかコレがなきゃあーーー!、回り過ぎなきゃあーー!とかトリノの前から色々ありましたけれども、そういった部分も含めて更なる成長が楽しみな選手です。
ま、ちょっと頼りなくても抜けててもそこが母性本能をくすぐるってもんですよっと!^^(←この部分は、ちょっと苦しい?)
ブレジナ選手・テン選手・小塚選手、ソチではメインに来る気がしました。
そして小塚選手の4回転、成功&認定は凄かったですね!^^
周りから色々言われながらもずっとプログラムに入れ続けた勇気にも敬意を表したいと思います!
そして、成功させた意志とスケート技術にも!^^
もしかしたら高橋選手は4回転を回避していたら、もっと上になったかもしれない。
そんな意見も出るかもしれません。
しかし、どんな時にも忘れてはならないのは、アスリートでもアマチュアであり、人間であるということです。
勝負の結果だけに拘るかどうかは、選手個人の問題だと思います。
そりゃ、強化費やオリンピック参加費用は税金の補助があるとか言えるかもしれません。
ですが、私達はいつもそれ以上のものを返して貰っている気がします。
お釣りが来るほどに。
というよりも、4回転をいれずに金メダルや銅メダルを取っても、それは高橋選手にとって「試合で勝って、勝負に負けた」ということになるのでしょう。
同じように、小塚選手も4回転を回避したくないという気持ちがあって、ずっと失敗しながらもやり遂げた。
素晴らしいです!
出来れば、もうちっと点数が欲しかったけど、地元じゃないし仕方がないか。
織田選手は4回転を回避しましたけれども、それはコーチの決定でしょうね?
回避した選手・回避しなかった選手、一番責められるべきはルールやシステムであり、選手個人では無いはずだと常々思っています。
そして今回、一応全体的にそれなりに納得がいく結果が出たとも言える、男子シングル。
恐らく、バンクーバーの後は、「できれば4回転を入れるのが望ましい」という動きになるような気がします。
ちょっと長くなったので、この理由は(3)で。