いや、そんな表題ほどの裏話はないんですけどね。
1年を振り返った時に、個人的にはかなり大きなイベントとなりました
5/28ホーム山口戦の事を振り返りたいと思います。
◆超難問だらけのクイズ
そもそもなんでMVPプレゼンターなんかになれたのか?
その日は札幌のスポンサーとしてお馴染みになりつつある
職人工房さんプレゼンツデーという事で、
クイズ大会がコンコースで催されており、
それの賞品の1つだったわけです。
選手のサイン入りゲームパンツやグッズなど
様々なものがありましたが
「まだ応募者が少ない」
と言われ、ホイホイMVPプレゼンターを希望したら
見事に当たったというわけです。
根拠は全くありませんが、この時当たる気がしていました。
チビ俊懐妊以降、”現金以外”は不思議とバッコバコ当たるのです。
何で現金だけは当たらないのか…
で、軽い気持ちで挑戦してみようかとブースに行くと
いるわいるわスマホ片手にクイズに挑戦してる連中がw
カンニング上等やんけ!wwwwww
この時点でクイズの定義がかなりゆらいでいますが、
まあいいでしょう。
そんなわけで軽い気持ちで500円払って、問題・回答用紙を受け取りますが
以下の問題に直面して顔色が一瞬で変わります。
・問題が超難問、マニアック過ぎてちょっと検索した程度では答えが出てこない
・問題数が結構多い
・回答受け付け締め切り時間までが結構短い
カンニングする時間自体があまりないというねw
これは良く考えられていますよ。
大半の人は問題を見た時点で諦めたように思えますが、
なにせ500円払ってます。
諦めるわけにはいかない!貧乏人舐めるなよ!
提出時間まで約1時間。
以下の手段でとにかく解いた!
・友人と問題は半分ずつ分担
・それぞれ検索して答えを探す
・知り合いが通りかかった場合、とにかく聞きまくる
一番効果を発揮したのが最後の項目だったりします。
何とか全項目を埋めて、提出したのは受け付け終了1分前www
後で聞いた話ですが、全問正解した人はいなかったそうですよ。
難易度鬼過ぎる。
◆当選、そしてVIP席へ
前半終了直後、当たる予感が的中しに連絡が。
「当たったのでコンコースに来てくれ」
呼び出し場所に行くと、当選記念の撮影なんてされちゃって
「ではプレゼンター準備のため席を移動して下さい」
なんて言われて、後半からは別席で見る事に。
友人と2人出来ていたので、
「彼1人残すのはかわいそうなんで、一緒にいいですか?」
とお願いすると、友人の席も用意してくれました。
いや、ホントありがとうございます。
友人もおこぼれ的に席移動。
前半はバックスタンドで見ていましたが、
まあピッチに降りるくらいだから、メインスタンドSSだな。
程度にしかこの時思っていませんでした。
スタッフさんの後ろを歩いていくと、見慣れぬ入口に…
こりゃあVIPルームじゃん!?
札幌ドームに通うようになって結構経ちますが、
これまで一度も足を踏み入れた事がない特別な通路
専用のパスを渡されてくぐり抜けた先には特別なラウンジ
こんな素晴らしいパスをもらえる私は
きっと特別な存在なのだと感じました
今では私がVIP
孫にあげるのはもちろんヴ●ルタースオリ●ナル
なぜなら彼もまた特別な存在だからです
SS席どころではありません。
ここに入れるのは、チーム関係者、選手の家族、来賓、
一定以上のスポンサードをしている企業さん、
ゴールドシート保有者ぐらいのはず。
こうして我々は、まさかの45分だけのVIP体験をする事になったのです。
これは予想外でした。
正直これだけで当たりの恩恵は十分に得られたと思います。
ラウンジでは飲み物を注文できます。無料で。
その中にはクラシックもあるんですよ!
これは間違いなくVIPだ!
てかラウンジってすげえな!
ソファーあってくつろげるのな!
席からトイレ近いし。
天は人の上にVIPを作ってたわ。
ラウンジや途中の通路では、ベンチ外の選手らしき人物を見かけたり、
みんなお馴染み某解説者さんにも遭遇。
某「あれ?ジゴロウさん、なしたん?」
俺「MVPプレゼンター当たっちゃって」
某「お面被ってやればええやん」
いきなり無茶振りですw
ちなみに当然ながらお面着用は禁止です。
余計なものの持ち込みも禁止。
もっと言うと写真撮影も禁止です。
(撮影物の権利はJリーグにあるとかなんとかでとにかくダメ)
ラウンジを抜けるとそこはメインスタンドのど真ん中
心なしかバックスタンドより見やすい気がします。
で、座席間に余裕がありまくりなのね。
まず椅子が違うもの。
荷物置く場所あるし、硬くない。
横には選手のご家族と思われる方がいらっしゃって
お子さんが「パパがんばれー!」
なんて応援してて(誰のご家族かは知らん)
どう見ても場違いです。本当にありがとうございました。
◆試合展開はどうなった?
さて、MVPプレゼンターをやるためには、
チームが勝たなければなりません。
引き分けor敗戦ではMVPの選出すらないのです。
前半を終えた時点でスコアは0-0。
勝て勝て勝て勝てホームやぞ!
そう念じているとすぐにPKのチャンス!
これを都倉が決めて先制!
よっしゃあ!持ってるぞ!ワシは持っとるど!
いや、むしろ負けたら
「お前がプレゼンターなんかに選ばれたから負けたんだ!」
とかクソリプきちゃうううううううう。
が、その後も内村のヘディングで追加点。
こりゃあMVPセレモニーあるぞ!
とか思っていたら、深井くんが退場。
一気にヒヤヒヤする展開になったものの
その後ジュリーニョがエグいミドルシュートをぶち込んで3-0。
あのシュートはちょうど真裏から見れたんだけど、
本当にとんでもないシュートでしたわ。
その後PKで1点返されるも、この時点で後半37分。
ここから2点取られることはないだろう、ガッハッハッ!
といつかの甲府戦の悪夢を思い出さないように虚勢を張っていると、
スタッフさんが登場
「恐らく勝つと思いますので、移動をお願いします。」
いよいよお面の変態、ピッチに立つ!
◆MVPは誰の手に?
ここからは観客が普段絶対に立ち入ることのないエリアへと進入です。
何か選手になった気分ですわ。
移動中、スタッフさんがMVPについて話してくれました。
ス「MVPは内村選手で考えています。」
俺「なるほど。でもジュリーニョも凄いの決めてたから、彼にあげたいかなあ。」
ス「MVPの商品がレイコップ(布団用掃除機)で、外国籍のジュリーニョにとって馴染みのない家電なので喜んでもらえるか微妙かなと思いまして、彼は現金10万円がもらえるE保険賞にしました。」
ジュリーニョには現金!
外国籍選手には現金!
そんな配慮があったわけですね。
まあ確かになんじゃこりゃ?で終わる可能性は
内村家よりも高いかもわからんので、良い判断かも知れません。
今季、外国籍選手のMVP、及びヒーローインタビューが
比較的少なかったのは、この辺の配慮があったんでしょうね。
現金のほうが喜んでもらえそうだしw
ボキン♪ボッキン♪ボッキン♪
こうして札幌のエースに名を挙げる人も多い内村選手に
MVPのボードを渡すことになりました。
◆ピッチからの景色
入場時に選手が通る通路を抜けると、そこにはピッチが!
但し、当たり前ですがまだ試合中なので、
ピッチサイドまでは入れません。
ピッチへと上がる階段の前で待機です。
試合が全然見えないwwww
そりゃそうだ。ピッチが目線の上なんだもん。
試合展開なんて全然わからんわ。
でも臨場感はバッチリ。
監督やコーチの声がハッキリと聞こえ、
選手達の指示まで聞こえちゃいます。
これはこれで凄い迫力!
「(アディショナルタイム)長いなあ」
「今日の審判はどこ出身?」
「このまま終わるな。よーし」
なんて声も聞こえてきますよ。
ATは確かに長かったなあ。
とか考えていると、試合終了3-1。
この日の山口は当日入りの影響もあって、
動きもやや重くちょっと可愛そうでしたね。
さあ、いよいよ大役だぞお~。
◆実は願いを叶えてくれていた内村選手
スタッフさんに案内されて、とうとうピッチサイドへ。
ピッチから試合終了直後の観客席を見渡すなんて、
基本ありませんからね。
各方面からピッチへ注がれる視線視線視線。
勝利に沸いている様子。
実にたぎるものがありましたね。
イヤァオ!
と同時に、まだまだ空席が目立つのもまた事実。
満員の状態で選手達にはプレーさせてあげたいなあとも。
その願いは最終戦で叶うことになりましたけどね。
MVPの内村選手が壇上に。
そして私も壇上へ。
後で写真を見返すとですね、ワシずっとにやけてるのなwwww
ビックリするくらい緊張感のないだらしない顔してやがるの。
だってしゃーないじゃん。
うれしいんだもの。
チームが快勝して、エースに試合直後に直接祝福できるんだもの。こんな最高な事はありませんよ。
緊張?正直それは全くありませんでした。
壇上でエースとご対面。
メインスタンド側にはたくさんの報道陣。
場内モニターに映し出される頭つるピカの男。
読み上げられる本名w
投稿される「それっぽくない名前してますね」のコメントw
なんだよそれっぽくないってwwww
お面ナシで大衆の面前に素顔を晒すのは初めてなので、
何だか尻の穴を見られているみたいな気分でした。
俺「MVPおめでとうございます。」
内「ありがとうございます。」
俺「これからもどんどんゴール決めて下さい。そうすれば我々も幸せになれるので。」
内「(笑)頑張ります。」
こうしてMVPプレゼンターの大役を遂行したのでした。
壇上で何て声かけるかは全然考えてなくて、
その場で自然とそんな言葉をかけていました。
「ゴール決めて俺らを幸せにしてくれ」
良く考えると凄い事言ってますねw
が、しかし!
シーズンが終わった今振り返ると、彼はそのお願いを叶えてくれていました。
その後もコンスタントにゴールを積み重ね、
シーズン通算11ゴール。
そして何より、第41節アウェー千葉戦の劇的逆転弾。
あの瞬間、みんな最高に幸せになったろ?
現地でゴールの真裏であのゴール見れて、最高に幸せだったぞ。
幸せ過ぎて何人かピッチに落ちちゃってたけどw
札幌ファン、関係者を幸せにする男、内村圭宏。
その彼のMVPを祝えた事は何よりの思い出となりました。
◆最後に
MVPプレゼンターなんて滅多になれるものではありません。
ここまで読んで、ちょっとうらやましく思いましたか?
それならば、次機会があれば、迷わず応募しよう!
躊躇なんてするな。この体験はプライスレスだよ。
いや、たった500円で叶ったw
そしてVIP席は本当にVIPです。
このVIP体験をしたい人は、ゴールドシートを買うか、
夢PLAN PARTNERS以上?のスポンサーになるかしましょうw
スポンサーになっただけの恩恵はあるんだなあ。
ありゃあ凄いぞ。
私は多分二度と行けないと思うw
以上、マイホームを持ったあかつきには、
職人工房さんにリフォームや何やらをお願いしようと
堅く誓った1日なのでした。
もっと写真撮っておけば良かったけど、
あん時そんな余裕もなかったなあ。
これは反省だ。