昨年9月 カリフォルニア州知事 ギャビン・ニューサム氏がカリフォルニア州議会法案
1287号に署名して法律として成立させた。
「ファストフード従業員 最低賃金20ドル」
この法律は今年4月1日からサンフランシスコをはじめ
カリフォルニア州各地でスタートしているが、ファスト・フード店の従業員の最低賃金を
時給$20ドルにするという事で、話題になっていた。
我々働き手に取って、最低賃金の値上げは有り難い話だが・・・・
スタートして3か月、色々な問題が浮き彫りになっているのも現実のようだ
昨年9月から今年の1月までに
カリフォルニア州のファスト・フード店では約9500人の雇用が減少し
4月1日から本格的な賃金値上げに合わせて
さらなる雇用喪失が生まれているようだ
ピザハットとラウンド・テーブル・ピザは配達ドライバー約1300人を解雇する手続きを進める
エル・ボヨ・ロコとジャック・インザ・ボックスでは
サルサソースを作るロボットや揚げ物を作るロボット等
ロボット工学の活用を加速させると発表した
また4月1日以降 この法律が施行されてから
ファスト・フード店の価格は上昇
1ヶ月も経たないうちに
ウェンディーズはメニュー価格を8%
チポトレは7.5%
スターバックスは7% 値上げした
マクドナルドも値上げを発表
その他の多くのファスト・フードフランチャイズは採用凍結を発表している
最近のニュースでは 市内にあるストーンズタウン・モール内にあった
マクドナルドが閉店を発表した
理由は2つ
*家賃の高騰と
*人件費の高騰で利益が出なくなったと新聞記事に出ていた
コロナ禍以降も飲食店業界は試行錯誤を繰り返している
従業員の最低賃金を値上げすることは嬉しいニュースだが
それにより雇用の喪失や解雇が増え
価格の上昇が起きれば、何てことは無い
賃上げしても仕事自体が減り、解雇が増えれば意味が無い
このインフレの中、中々な打開策が見えない