円安ドル高の状況は想像以上に長引いている

 

それによって恩恵を得る人もいれば損失を出している人も多いだろう

 

最近のネット環境を見ていると

 

日本の空き家を紹介する英語のページが激増している

 

大分前からあったのは知っていたが

 

その数は限られていたし

 

私のアメリカ人の友人たちも「日本の不動産に興味があるので、英語で取引きできる

業者を紹介してくれないか」と言った知人も多かった。

 

それほど数年前までは、日本の格安不動産を紹介する情報は少なかった

 

それがコロナ禍を挟んで

 

今やネット上では、安くて質の良い日本の空き家物件を紹介 斡旋する業者が爆増した感がある

 

 

業者はもちろん日本の業者、アメリカの業者、日米合同の業者など様々だが

 

現在の円安も追い風となって問い合わせが増えていると聞く

 

最近では単に個人利用ではなく、ビジネスへの転換を目的とした投資家が

増えているという

 

 


人気の京都の物件が売りに出されている

 

日本ではもう何十年も前から、地方都市の過疎化が進み

地方都市の駅前商店街はシャッター街通りの様になっていた

 

国の策無しの影響か

 

地方の過疎化はますます増えている感が有るのは私だけだろうか?

 

時代は進み、世代交代の時期を迎え、税金などの件も関係して

地方にあった家は廃棄も出来ず(お金が掛かるから)そのまま放置され

 

町ごと村ごと 廃村になるのも時間の問題なのかな

 

 

2024年4月30日に発表された総務省令和5年度住宅・土地統計調査によると

現在国内の空き家件数は900万戸で過去最高、全体の空き家率は約14%に上っている

 

今の日本で10人に1人は空き家と何らかの関係を持っている事になる

 

 

このまま国が無策を続ければ空き家は増え続けるだろうし

地方都市の過疎化はますます進むだろう

 

 

そういう事情で「国が無策なら民間で・・・」と言う事で

日本や米国にある不動産関係の業者が

先を争うようにこの日本の空き家に目を付けたわけだ

 

日本の空き家はすでに「AKIYA」で通じるようになった

 

海外からの個人や組織の投資家が日本の空き家を買い漁っている

 

もちろん円安の状況もあるが、手に入れた空き家を修復して貸し出す

ビジネスが多いようだ

 

国の無策の為に、このように空き家が売れることは良い事なのだろうが・・・

 

 

余りにもルール無しで、世界中の投資家が日本の安い空き家を買い漁ったら

どうなるのだろうか・・・?

 

今既に国の無策の為に、オーバーツーリズムが問題になり

海外からの移住者と地元住民とのトラブルが各地で発生していると聞く

 

「おもてなしの日本と世界から称賛されている」などと気分を良くしているだけでなく

 

そろそろ移民が多くなると国はどう変化していくのか・・・

政治家だけでなく、一般の人々も考える時期に来ているのではないか

 

老婆心ながら気になる最近の日本だ