ペルー料理は興味深い物が多い

 

素材も素晴らしいが

 

歴史的な背景も大きく影響していると思う

 

首都リマが全南米大陸の首都があったことは意外と知られていない

 

南米大陸の中心地が現在のペルーの首都リマだったというわけで

 

世界中からの交易が盛んであった影響で

 

料理の世界でも、ヨーロッパはもちろん、アジア、北米、南米と

世界中の味とスパイスが交流したのがリマだったのだろう

 

そういう理由から、ペルー料理は興味深い物が実に多い

 

 

今年の4月に1か月ほどペルーに滞在して、主にコスタル(西海岸)の都市を訪ねたが

海産物でも有名なペルーは楽しい料理で溢れていた

 

 

ペルーと言えばセビーチェが有名だが

私は大好きなセビーチェでも、初めて訪れたレストランでは食べないようにしている

 

それはたとえ新鮮でも米国と違う菌によって下痢をしたり体調を崩すことがあるからだ

 

私の奥様などは、ペルー出身であるのだが最初の1週間はやはり生ものは避けている

 

身体のミューンシステムが慣れるまでは用心とと言う事だ

 

まあ年齢もあるので気を付けることに越したことは無い

 

そんなわけで私は極力地元の食材を楽しめ、かつ身体に良い食べ物を選んで食べた

 

それは主に アロス・コン・マリスコス(ペルー風 パエリア)か

 

チュペ・デ・マリスコス(濃厚魚介スープ)の2種類だった

 



 

店によっても他生の味付けは変わるが

 

「旨い」の一言

 

どこの街でも連れて行ってもらった店が人気店ではあったのだろうが

 

どこの店も旨かった

 

魚介類が新鮮であれば、難しい調理はいらない

全ての旨味は魚介類が出してくれる

 

後は塩加減だけ

 

いたってシンプルだがシンプル程難しく美味しいのだ

 

 

ペルー風パエリアは、色付けにはやはりサフランを使っていた

スープの方はトマトベースの店と

黄色のペースト(アヒ・アマリ―ジョ 黄色唐辛子)を溶かし込んだスープが多かった

このペーストはペルー料理には欠かせない万能調味料だ

 

 

色々な国で美味しい料理に出会い

自宅に帰って再現しようと試みるのだが・・・・・

 

同じ味はどうしても出ない

 

見た、目は似ていても同じ味には出来ない

 

美味しくは出来上がってはいても・・・・

 

あの時味わった感動は再現できない

 

 

やはり料理と言うものも、人の出会いと同じように

 

「一期一会」なんだと納得する

 

 

私が自宅で初めて作ってみた「アロス・コン・マリスコス」ペルー風のパエリア

 

美味しかったのだが・・・・

 

 

奥さま曰く「これはペルーの味ではない」・・・・と一言

 

何時も厳しい評価の奥さまでした(笑い)