サッカーが好きと言うほどではないが

 

やはり日本の国際試合は興味がある

 

特に昨年は親善試合で10連勝を飾り

 

ワールドカップでは強豪国のドイツとスペインを破って勢いに乗る侍ブルーだ。

 

マスコミの報道はお祭り騒ぎで

 

「アジアで無敵の侍ブルー 優勝候補#1」などと騒ぎ立てていた。

 

 

「日本世界の強豪国入り」

「史上最強の侍ブルー」などなど・・・・

 

サッカーをよく知らない私でも、親善試合に勝ったくらいで無敵とか無双とか

最強・・・・などと言えるものかと思っていたが

 

昨日までの結果は

 

19日にイラクに2-1で負けた

 

24日には決勝トーナメント進出に崖っぷちの一戦 対インドネシア戦に何とか3-1で勝利して

決勝トーナメントには進出できた。

 

これでアジアの16強がそろったわけだが

決勝トーナメントは一発勝負 負ければ敗退だ

 

これからの試合はいずれもどちらが勝っても負けてもおかしくない

強敵ぞろいなのだ

 

最強だとか無敵だとか夢を見ている暇は無いのだ。

 

 

 

日本のマスコミ 特にスポーツ関連の報道で

 

何時も違和感のある文言に「まさかの・・・・」と「格下・・・」と言う表現が

実に多いことだ

 

スポーツに「まさか・・・・」などあり得ない

一対一の真剣勝負で最初から勝者が決まっているスポーツなどあり得ないのだ

 

日本のスポーツ紙やテレビ番組でよく使われている事に驚く

 

もう一つ「格上 格下」の表現だ

 

色々なスポーツでランキングがあるのは理解できる

記録によって便宜上使われている

 

しかし日本のスポーツ紙の様に「格下相手にまさかの・・・・敗戦・・」

何という表現だろうか・・・相手へのリスペクトも何もない ただの差別用語に聞こえる

 

1年間のランキングはあるものの

スポーツの試合で格下も格上も無い

 

存在するのは勝ったチームと負けたチームだけだ

 

このような表現をするのは日本のマスコミだけではないだろうか?

アメリカのメディアでは、このような表現は余り聞かない

 

「大御所」とか「ご意見番」とか・・・・「リジェンド」・・・・とか

日本のマスコミは、こういう造語を作って

枠に入れることが好きな世界なんだなとおかしくなる。

 

 

スポーツ界だけならまだ笑って見てられるが・・・・

 

マスコミが「まさかの不景気とか・・・ まさかの事故・・・」などと書きだしたら

 

少々注意が必要ではないだろうか

 

現実は「まさかの連続なのだから」。