日本酒の原材料は酒米ですが、一般的には五百万石や山田錦が使われているようです。
その他、渡舟・強力・山田穂・備前雄町・八反錦・愛山・・・・・などなど
全国には沢山の酒米の種類があるようです。
私が住んでいる富山県も実は酒米(五百万石)の産地のようです。(南砺市がそのようです)
 
私の妻の大好きなお酒に「渡舟」と言うお酒があります。茨城県の府中誉さんの純米大吟醸酒なんですが
青リンゴのような吟醸香が妻的には「どストライク・!」大好きなようです。
ひょんなことから当店に御越しになられることがありまして、酒造りの御話をお聞きすることができました。
一旦、絶滅した酒米「渡舟」をつくばの生物資源研究所より分けていただき、大事に育てて現在に至った経緯は
苦労の連続だったと思います。そんな背景を感じながら頂くそれはまた格別ではないでしょうか?
私達「鮨屋」も「一期一会」
お客様に対しては勿論のこと、仕込みの魚においても、今目の前に居る魚は二度と会えない魚。
脂ののり・身の質・大きさ等、同じ魚には二度と出逢えない・・・
お酒造りも鮨造りも精神は同じような気がしました。
 
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この写真に映っているビーズのようなもの・・わかりますか?
先だってご紹介した「残響」の酒米(蔵の華)を9%に磨いた物です。(勿論、実物は写真よりもはるかに小さいですよ)
詳しい時間は判りませんが、山口の「獺祭・・2割3分」・・77%を磨くのに158時間かかるようですので
この状態にするには200時間とかかかっているんではないでしょうか?
私も少し頂いたんですが一切の雑味を取り除いた・・・・これぞ超吟醸酒でした。
旨い物を造るための情熱が凄いと思いませんか?
 
明日はお休みを頂きまして京都に行って参ります。
 

鮨 難波 
難波 薫
 
939-8002
富山県富山市公文名34-12
(076)493-8686