イメージ 1

イメージ 2

奔り魚の旬を表す言葉に
「はしり」「盛り」「名残」とありますね。

はしりとは・・・その名の通りその食材を見た方は「もうこんな時期?」と今から来るであろうその時期       を連想させる頃合い・・私たち鮨屋が一番欲しがる時期です。

盛りとは・・・まさしく旬真っただ中!富山の名物「ホタルイカ」に例えるなら、料理屋でも出てくるが
       スーパーの魚屋にもあります・・って時期。値段的にも一番安価かも。

名残とは・・・過ぎゆく季節を偲び 来るであろう季節に胸はせる・・そんな頃合い
       たとえば「名残鱧」  暑気払いに食す「走り」「盛り」の鱧は上品な脂はあれど
       比較的、あっさりと食しますが、「名残」の時期になりますと大ぶりで随分とうま味も
       脂も蓄えております。暑かった夏・祇園祭りを偲びつつ今から来る冬を期待する・・
       そんな時期です。私の大好きな「名残鱧と早出の松茸のしゃぶしゃぶ」の時期です(笑)

さて、話は膨らんでしまいましたが、本日まさに
「名残のやりイカ」と「はしりの真鯛」のツーショットでした。
近々、富山湾でもやりイカに代わって「赤いか」が水揚げされるでしょう。
真鯛もお腹に小さな卵を抱いています。今まさに「はしり」です。