昨日は 大阪寿司けーき をお作りしました。
お客様、ありがとうございました!
ちょっと変わったケーキ風お寿司。
見た目は寿司ケーキのほうが食材も豊富で華やかなのですが、こちらはシンプルながら、見た目以外は、中に錦糸卵とシイタケの煮物を細かくカットしたものが入っていまして、完全に押し寿司です。
こちらは大変我々思い入れのある商品で、2014年に「地場もん国民大賞」というイベントが開催された際、全国800以上の品々の中から決勝に残り、丸の内で販売させて頂いたのです。
家族全員で3日間参加させて頂きました。
今だから言えるのですが、上京直前に保健所経由で事務局から、キッチンカーでの生もの提供はダメと(実際はサーモンはグラブラックスという塩砂糖漬け、白身はこぶ締めなのですが、それでも×)とのことで、急きょ中身を変更して商品をお持ちしたのです。
今思うと不特定多数の方が来られるところで、火の通ってないものの販売はダメというのは、理解できますし、もっと我々もはやく気が付くべきでした。
とにかく、直前の食材変更でしたので本当に大変でした。
そんなこんなですごくドタバタだったのですが、レンタカー(ハイエース)を借り、食材を積んで徹夜で運転して、ひたすら走り、そして朝・・・・
到着後に、どこに我々のブースがあるのかを見つけるところからはじまり、開始時間が迫る中、ビルの中を走り回り、ようやくブースであるキッチンカーを見つけ、仕事に入りました。
今思うと本当に無茶していましたね。
販売後数時間が経ち、急にふらふらしてしまい、目の前が真っ白になりました・・・
あれはなんでしょうね・・たぶん体力の限界と、徹夜で走る際にコーヒー飲みすぎてカフェインとりすぎだったのではと思います。
いったんキッチンカーの運転席にもうろうとして座ったのですが、そんな中、子供たちが水を買いに2人で走っていく姿が薄れゆく意識の中で見えました。
当時小学校生の二人、初めての東京で本人たちも大変だったでしょうが、そんな中必死で探してくれたんですね。
子供たちの買った水を飲んでしばらくしたら、身体も持ち直しました。
3日間のイベントで、初日大雨で販売成果もかなり厳しいものでしたが、東京で、それもキッチンカーでの販売という貴重な経験をさせて頂きました。
3日間いる中、親戚が彼女とお二人で献身的に手伝ってくれて(のちに2人はご結婚!)、私の友人も大勢顔を見に来てくれて、本当にありがたかったです。
こちらの商品を作るたびにあの3日間を思い浮かび、気持ちも引き締まります。
今は穴子部分は、これもまた思い入れのある穴子寿司ケーキの赤ワイン煮にしています。
機会がございましたら、ご家族への贈り物に如何でしょうか(^-^)
→→大阪寿司けーき