目についたものを読もうと青空文庫の見出しを眺めた。
太宰治のところで「横綱」というタイトルが気になった。
そういえば、今日は本場所の初日である。
そんなわけで、それを読んだ。
とても短い文章で、昔の大横綱、双葉山について書かれていた。
双葉山は、必要のないことには返事をしないらしい。
ある夜、太宰がおでん屋で見かけた掛け軸に、下手くそな「忍」の字が書いてあった。
書いたのは双葉山だった。
双葉山の私生活が垣間見えた。
そんな内容だった。
ずいぶん前にも読んだような気がした。
双葉山にとって、相撲以外のことは必要ないのだ。
今日から五月場所。
双葉山に負けず劣らず相撲に精進した力士たちの熱戦を期待する。

