行き先は伊勢神宮。
関西以東の地理に疎い私は、伊勢神宮と熊野が脳内で混在している。
そのため、母達はてっきり那智の滝へ行くと思っていた。
神にませばまこと美はし那智の滝
高浜虚子
と、思いきや、那智の滝は伊勢神宮には(もちろん)ない。
伊勢参りといえば、赤福。
子供の頃、祖父が大相撲大阪場所を毎年観に行っていて、お土産に必ず赤福を買ってきてくれた。
おかげで、私はずっと赤福は大阪土産と思っていた。
伊勢土産と知ったのは、つい10年くらい前である。
そんな赤福、聞くところによると、包装紙に春バージョンと夏バージョンがあるらしい。
(秋と冬は不明)
春バージョンの、包装したとき箱の裏にくるところには、正岡子規の俳句が書いてあるらしい。
到来の赤福餅や伊勢の春
正岡子規
夏バージョンには山口誓子の句。
この家に福あり燕巣を作る
山口誓子
さらに中の、ヘラを止める帯の色も、通常は赤、夏は青になるらしい。
大阪場所は3月なので、私は春バージョンしか知らない。
それ以前に包装紙に俳句が書いてあること自体、知らなかった。
今日は立夏を過ぎてて一応、夏。
おそらく今は夏バージョンの包装紙だろう。
母の帰りを楽しみに待とう。
(まだ出発してないけど)



