立佞武多の館(五所川原市) | この美しき瑞穂の国

立佞武多の館(五所川原市)

2024年4月27日、青森県五所川原市のオセドウ貝塚と十三湖を訪れた後、五所川原駅から弘前駅へ向かう電車の待ち時間が一時間近く発生したので駅近くの立佞武多(たちねぷた)の館に寄り道した。




ここでは高さ約22メートル、重さ約19トンもあるという大迫力な立佞武多(たちねぷた)を近くで観ることが出来る。


暫(しばらく)


暫の後ろ側


素戔嗚尊


素戔嗚尊の後ろ側


かぐや


かぐやの後ろ側


おまけでかぐやに描かれていたうさぎさんたち、ワルの顔しておるのう🤭


立佞武多に書いてある雲漢とは何かと思っていたらこんな説明があった。


立佞武多は明治時代に当時の大地主や豪商の富の象徴としてだんだん高さを誇るようになり、やがて高さが10〜12間(八雲町18〜21.6メートル)に及ぶようになったという。


しかし大正時代に街に電線が普及するとねぷたは小型化していったという。

そして戦後に2度の大火があり、立佞武多の設計図や写真を焼失して巨大ねぷたは姿を消したという。


ところが平成5年(1993)に明治時代・大正時代のねぷたの設計図が発見され平成8年(1996)に立佞武多を復活させたという。


そして平成10年(1998)には立佞武多が練り歩く道路を横切る電線を地中に埋没化する整備が行なわれ、ついに明治時代以来の巨大立佞武多が街を練り歩く祭りが復活したのだという。 

立佞武多はあまりの大きさゆえ、立佞武多の館の中で組み立てられるという。


立佞武多の館ではエレベーターで4階まで上がり、壁際のスロープを4階から1階まで降りながらあらゆる角度から立佞武多を眺めることが出来る。下から見上げても上から見下ろしても、尻がゾクゾクしてくるほどの高さである。


五所川原市の立佞武多は一見の価値ありである。機会があれば実際に祭りを観てみたいものだ。


ちなみに弘前ねぷたは以前浅草で練り歩いたことがあり観たことがあるのだが、やはり本場のねぷた、ねぶたを観てみたいものである。


電車の待ち時間があったおかげで思いがけなく良いものを観させてもらった。