潮満珠潮干珠を持つ阿曇磯良 | この美しき瑞穂の国

潮満珠潮干珠を持つ阿曇磯良

昨日の記事福岡の旅を決めた の中でふれた安曇族の祖・阿曇磯良(あずみのいそら)は潮の干満を操ることが出来る潮満珠(しおみつたま)潮干珠(しおひるたま)を龍宮から借り受けて神功皇后に献上し三韓征伐を助けたといわれている。



阿曇磯良は顔にアワビや牡蠣などが貼り付き、身体にワカメなどの海藻などがとりついた己の醜い容貌を恥じ、最初は神功皇后の招きに応じなかったという。しかし住吉神が海中に舞台を用意してが阿曇磯良の好む舞を奏して誘い出すと現れて神功皇后の配下となった。



そして阿曇磯良は水軍を率いて活躍し、凱旋して風浪宮の斎主として少童命(わだつみ)を祀り、以後その子孫の阿曇氏が代々祭祀を司る。


阿曇磯良は阿曇磯良丸とも呼ばれ、船の名前に「丸」と付けるのは一説には阿曇磯良丸に由来するといわれている。



なお、阿曇磯良が借り受けたものではなく山幸彦が授かった潮満珠は住吉大社の大海神社の玉の井に、潮干珠は住吉大社宿院頓宮にそれぞれ収められている。



余談だが住吉大社摂社大海神社に初めてお参りした時に不思議な出来事があった。


大海神社の屋根の下で海神祓(わだつみのはらい)を奏上していた折、突然頭の上に何かがポトッと落ちてきた。



水滴か、と頭をさすったものの濡れておらず、またこの日は良く晴れていたので屋根に雨水が残っていたわけではないので何とも不思議なことだった。



そして後になって大海神社は潮満珠を収める社であることを知り驚いたのであった。もしかして潮満珠が落ちてきたのかなと思ったのであった。



ちなみに潮干珠の宿院頓宮にも訪れたことがある。こちらには東日本大震災の後に訪れた。



話が脱線したので元に戻そう。福岡県には安曇族の祖阿曇磯良ゆかりの地がいろいろとあるので来月の福岡の旅で巡りたいと思う。