2023年土佐の旅(室戸岬の朝) | この美しき瑞穂の国

2023年土佐の旅(室戸岬の朝)

2023年7月22日朝早起きして宿のすぐ目の前の室戸岬を散歩した。



外に出ると宿の駐車場で猫さんたちが仲良くじゃれあっていた。なんともかわいいにゃ〜!!


室戸岬はこのような遊歩道が整備されている。鬱蒼とした樹林の道は適度に日差しが遮られて涼しい。


朝の海



室戸岬の岩はこのように黒と白の縞々模様の筋が縦になったり斜めになったりしている。


これはダービダイト層といわれるもので、約1600年前には深海にあったものだという。

ダービダイト層は砂や泥が海水と混ざった流れによって海底に降り積もって出来た地層だという。

海底では水平に堆積したものが地殻変動によって隆起し、縦になったり斜めになったりして地上にあらわれているのである。


そんな縞々模様を間近で撮影してみた。


室戸岬では随所でこのようなダービダイト層を見ることが出来るのである。そしてそれは元々海底にあった地層なのである。


そろそろ朝6時半の朝食なので宿に戻ると、展望台のたもとで猫さんたちが朝飯をカリカリ食べていた。


左のシャム猫さんはお皿に残ったわずかなキャットフードを残すまいと前足で手繰り寄せながら貪欲に食べていた。そんなかわいい姿に朝から癒やされた。


猫さんだけでなく人間だって腹が減るので朝食をガッツリ食べた。


お櫃のご飯は茶碗3杯半ぐらいの量だったが、もちろん全部平らげた。もちろんおかずも全部。


そしてしばらく食休みしてからチェックアウト。なんだか名残り惜しい気持ちになった。また室戸岬に訪れる機会があればここに泊まりたい。


帰りのバスを待つ間、まだ少し時間があったのでまた室戸岬を散歩した。


ハマヒルガオが綺麗に咲いていた。前日の夕方には見られなかった花だ。なんとも美しい。


それと前日は気づかなかったのだが、室戸岬では代表的なアコウの木にはたくさん実が成っていた。


この実があちこちに落ちていたので食べられるのかどうか調べてみたら、食べられなくはないが美味しくはないらしい。


ちなみに実はイチジクに似ているということなので一粒拾って開いてみた。


すると確かにイチジクに似てる。でも美味しくはないらしいので食べてみる勇気は無かった。

アコウの実は食べられるとのことだが、どうやって食べるのが良いのか書いてあるサイトは見つからなかった。美味しくないなら漬物とかにしたらどうだろう?浅漬けとか?まあ無理して食べなくても良いけど。ちなみにアコウの実は鳥が好んで食べるらしい。


バス停の近くにこのようなアコウの木陰があったので、バス待ちの間はアコウの木の下にいたら涼しくて快適だった。こういう木陰は都会の歩道にも欲しい。

そうこうしているうちに奈半利駅行きのバスがやってきた。名残り惜しいけどじゃあね、また来るよ室戸岬。


バスで奈半利駅まで戻ると土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線に乗って後免駅まで行き、後免駅からJR直通運転になるのでそのまま乗ってJR土佐一宮(とさいっく)駅へ向かった。

(つづく)