川崎市立日本民家園 | この美しき瑞穂の国

川崎市立日本民家園

本日は雨天の中、神奈川県川崎市の川崎市立日本民家園を訪れた。それは観たい建物があったからだ。


川崎市立日本民家園では東日本の様々な古民家をはじめ、水車小屋、船頭小屋、高倉、農村歌舞伎舞台など20数軒の建物を一堂に観られる貴重な場所である。
















昔の農家は農業だけでは暮らしが大変だったため、養蚕や機織り、紙漉き、炭焼き、狩猟などの副業をして現金収入を得ていたようだ。また、富山県の五箇山の集落では農家が副業として塩硝を作っていたという。塩硝は火薬の原料となるもので五箇山の一大産業だったそうだ。


それゆえ古民家の屋内には副業のための仕事部屋がある。

また土間で馬や鶏等を飼っていた古民家もあったようである。


日本民家園にはこれが見たくて訪れた。


蚕影山祠堂(こかげさんしどう)




蚕影山祠堂は養蚕の神・金色姫(こんじきひめ)を祀っていた建物である。


金色姫は天竺(インド)に生まれ、四度の苦難を乗り越えて馬鳴菩薩(めみょうぼさつ)のけしんとして日本に養蚕を伝えたとされる養蚕の神で筑波山の麓にある蚕影山が全国にある蚕影神社の総本宮だという。



古民家の茅葺き屋根に草花が生えている様は趣がある。


川崎市立日本民家園は昔の農村の元風景が広がり、タイムスリップしたような気分になれる。



日本民家園は懐かしくて心癒される場所であった。また天気の良い時に訪れたいものだ。