久しぶりの鎌倉 | この美しき瑞穂の国

久しぶりの鎌倉

本日は神奈川県横浜市栄区田谷町の田谷の洞窟を訪れた。







田谷の洞窟は真言宗の田谷山定泉寺(たやさんじょうせんじ)にある田谷山瑜伽洞(たやさんゆがどう)と称される鎌倉時代初期に開創されたと伝わる地下霊場である。


この霊場内では写真撮影禁止ゆえ画像は一切ない。鎌倉時代に開創されて以来時代と共に手彫りでどんどん拡張された地下迷宮のような世界である。


この洞窟では寺務所で戴いた一本のロウソクの火を頼りに進む。ちなみに洞窟内にはロウソクの火が無くても大丈夫なように電球があちこちに配置されているが、ロウソクの火を消さないようにゆっくりゆっくりと進んだ。


洞窟内の壁には随所に仏尊が彫られ、あちこちに通り道や通気孔としての穴が掘られており、正にダンジョンのごとくである。


この洞窟内を声を出さないように大悲心陀羅尼(だいひしんだらに)を唱えながら歩んだ。


洞窟は全長1キロメートルほどあり、そのうちの約250メートルが公開されている。洞窟内の温度は年間通して16℃、湧水や地下水の水路までもある幽玄な世界である。


田谷の洞窟は二年前に地下世界を注目した際に見出だした霊場なのだが、それから二年も経って今回やっとお参りしたのである。


定泉寺の境内はさほど大きくないのだが、まさかこれほどの地下世界が拡がっているとは・・・田谷の洞窟は一度訪れる価値ありである。撮影不可なので行った人にしか分からない神秘的な世界である。



田谷の洞窟をお参り後は久しぶりに鎌倉を訪れた。



相変わらず鶴八は混んでいる。久しぶりの鶴八参拝後は久しぶりにレンバイ(※鎌倉市農協連即売所)を訪れた。そして運の良いことにずっと欲しかった黄金唐辛子があったので鷹の爪と共に購入、他にあやこまちというサツマイモを買った。あやこまちは果肉がカボチャのようなオレンジ色なのが特徴だという。後日蒸かして食べよう。


その後は鎌倉の街をぶらぶら歩き、以前おでんと日本酒を堪能した茶女という店を再訪した。


そして女将さんにおでんがあるか尋ねたところ、日曜日の昼はおでんをやっていないということで残念だった。そのため本日は本マグロ中落ち丼とビールを注文。





その後、様々な日本酒を飲みながら地元の常連さんと話したり、東京神田から鎌倉へ移って来られた会社社長さんとの会話を楽しみ、つい飲み過ぎてしまった。やはり日本酒は効くな。


女将さんが再来週はおでんを必ずやるから来てねと言ってくれた。だからもし再来週の土曜日が休みだったら行きますと約束して店を出た。今月は結局土曜日全部出勤だったのでどうなるか分からないが・・・。


すっかりご無沙汰になっていたが鎌倉のことを忘れていたわけではない。ただここ2ヶ月ほど土曜日休みが無かったから訪れていなかっただけなのである。


今回二年越しの田谷の洞窟のお参りは予想以上に良かったのでいずれまた再訪したいと思う。