神鳥前川神社
本日は神奈川県横浜市青葉区しらとり台の神鳥前川(しとどまえかわ)神社をお参りした。
神鳥前川神社は東急田園都市線田奈駅より徒歩7分ほどの所に鎮座している。
神鳥前川神社は文治3年(1187)5月、武蔵野国桝杉城主稲毛三郎重成によって創建された神社である。
稲毛三郎重成は敬神の念が篤く、所領稲毛に稲荷社を建立したところ霊夢による御告げを受け、当地に日本武尊(やまとたけのみこ)と后の弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと)を祀る祠を建立して白鳥前川神社と名付けたという。
白鳥とは日本武尊が薨去した後に白い鳥となって飛び去った故事に因んで付けられたもので、いつの頃からか白鳥が転じて神鳥と書くようになり、これを『シトド』『シトトリ』と読むようになって現在に至るという。
神社社殿内では七五三の神事を行なっていたので人目につかない場所から本殿に向かって火水埴の清祓いと自作の日本武尊祝詞を奏上したところ、爽やかな風が吹いた。そして最後に一礼したところでカラスが五回鳴いたのであった。
この神社へ向かう道すがら、鳥の刺繍が施されたバッグを持った人を見かけたり、鳥の刺繍の施された上着を着た人を見かけたりしたので、今回はやはり呼ばれたのだろう。
神鳥前川神社はおそらく日本武尊東征ゆかりの地に違いない。長い歴史のあるこの神社がこれからも地元の方に愛され、護られていきますように。