頂きもの | この美しき瑞穂の国

頂きもの

昨日お参りした新潟県長岡市の宝徳山稲荷にて、奥宮参拝の際に頂いた御供物引換券を本宮近くの授与所に持参したところ、このようなお土産を頂いた。



左からうどん、せんべい、御神酒、鮭の缶詰である。これは奥宮を参拝した方は誰でも頂けるお土産だ。なんて太っ腹な神社なのだろう。



そして境内では温かい甘酒も無料で振る舞われていた。この神社では随所に親切心が感じられる。そもそもこの神社は崇敬者からの寄進によって建てられたものではなく、創建者の方の莫大な私財のみによって建てられたものだという。


創建者の方は様々な事業で成功した方でお告げにより広大な場所に大きな社殿群を一代で築き上げたそうだ。そしてこの神社は昭和最大の怪物宰相・田中角栄さんとも関わりがあるそうだ。


この神社では毎年11月2日に神幸祭が斎行され、その際に全国から千五百万の神々が集い、その後出雲へ向かわれるという伝説がある。そしてこの日の夜10時に本宮にて祝詞奏上が始まると、火の鳥がたくさん出現すると崇敬者の方々が語っておられる。






実際に目撃された方々のブログなどいろいろ読んだところ、日付が替わる頃にピークに達するそうだ。


それゆえ県外からの参拝者は条件付きで神社に宿泊させて頂けるのだが、当日はかなり混むことが予想されたことから僕はこの神社の最寄り駅から16分のJR長岡駅最寄りに宿を取ったため、長岡方面最終列車に乗るために午後10時20分までしかいられなかった。


つまり、結論から言えば火の鳥は観られなかったのである。やはり雑魚寝覚悟で泊まるか(※二つの布団に三人で寝る状態のようだ)、車で来るのがベストのようである。なんとも残念であった。


だがこの神社の方々は皆さんとても親切で、手ぶらで来た僕のような参拝者にすらお土産を持たせてくれるほどの温かさに心がほっこりした。 


2005年に上司から頂いた日本酒に宝徳稲荷の熨斗(のし)が付いていたことから知ったご縁で今回やっと念願叶ってお参りすることが出来た。


今回は火の鳥を観られなかったが、また機会があれば訪れてみたいと思う。