2013年浅草三社祭 | この美しき瑞穂の国

2013年浅草三社祭

昨日と本日、二日連続で浅草三社祭を見に行った。今年も三社祭には大勢の観光客が訪れて大盛況だった。

まずは昨日の写真。

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浅草三社祭は浅草寺の御本尊聖観世音菩薩を発見し、祀った浅草寺の創始者である檜前浜成(ひのくまはまなり)、竹成(たけなり)兄弟と土師中知(はじのなかとも※名前には諸説あり)の三柱(三社様)を祀る浅草神社の例大祭である。


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西暦628年、隅田川で漁をしていた檜前浜成、竹成兄弟が投げた網に小さな金色の仏像が掛かったという。

檜前兄弟はこの仏像を当時の土地の有力者であった土師中知に見せたところ、聖観音菩薩だと分かった。そこで土師中知はこの観音像を切り株の上に安置し、私邸に祀ったのが浅草寺の創始とされている。


この浅草寺の創始に関わった三人の事を『三社様』と称して浅草神社に祀っているのである。


浅草寺本堂前。

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本堂前には続々と各町会神輿がやってくるので大勢の観光客がひしめきあっていた。神輿の担ぎ手たちの掛け声が勇ましく、やはり三社祭は活気があって良い!

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浅草の担ぎ手たちが荒々しく神輿の揺らすのがとても活気があって良い!祭りで神輿を荒々しく揺らすのは神の御霊を揺り動かして活性化させる(魂振り)ためである。また眠っている神様を起こすためでもあるという。だから荒々しく揺らすほど良いのだ。


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ここからは本日の写真。まずは仲見世の神輿(前から)。

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仲見世の神輿は去年67年ぶりに新調されたもので神輿のわらび手の上には一般的な鳳凰ではなく雉が飾られているのが特徴的だ。

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雉は浅草寺の御本尊・聖観世音菩薩像を火事から護ったという伝説がある。雉といえば今朝、近所の畑に今年も雉が来るという話をなぜか聞いていた。去年の三社祭前後にも様々な雉シンクロがあったので、去年に続き今年も三社祭に雉がつきものなのである。

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仲見世の神輿(後ろから)。

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今年も仲見世の新神輿を観られて嬉しい。この後は浅草神社の三基ある本社神輿を探しに行った。


浅草三社祭は様々な町会から約百基もの神輿が繰り出されるのだが、中でも浅草神社の三基(一之宮、二之宮、三之宮)の本社神輿は一際大きく見ものである。


まずは本社神輿渡御ルートマップを見ながら一之宮本社神輿を探した。すると一之宮本社神輿は予定時間よりも20分ほど遅れて国際通りに現れた。

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本日は週間天気予報では雨天の予報だったので晴れるように強く願っていたのだが、その願いが叶ったのか昨日より晴れた。本日は大トリの本社神輿が渡御するので晴れてほしかったのである。


やはり本社神輿は大きくて迫力がある!そして担ぎ手たちの気合いの入り方も違うのだ。そんな活気のある姿を見ると見物する側も活気づいてしまう。


しばらく一之宮本社神輿と共に練り歩いた後、次に二之宮本社神輿を探しに行った。


二之宮本社神輿。

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二之宮本社神輿は狭い入り組んだ路地裏を渡御していたが、人垣があったので容易に見つけることが出来た。



次に三之宮本社神輿を探しに行ったのだが、ちょうどその時間帯はトラックで搬送中だったので見つけることが出来なかった。残念。



本社神輿探しでさんざんに歩き回った後、腹が減ったので以前から気になっていたとり料理の店『なか山』で『きじ焼丼定食』を食べた。

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きじ焼きといっても雉肉を使っているわけではなく鳥取大山どりを使用している。きじ焼きとは本来雉肉を焼いた料理だったが、現在では鶏肉や魚肉等の切り身にみりん醤油をつけて照り焼きにした料理もきじ焼きという。


きじ焼丼は肉厚で弾力のあるぷりぷりした鶏肉が実に美味しかった。次回は肉増量の上きじ焼丼を食べてみたい。



今年は土日共に晴天に恵まれ、去年は観られなかった本社神輿渡御が観られて本当に良かった。来年も今年同様活気のある三社祭となりますように。