元気のもと | 斎藤英喜の 「ぶらぶら日記」

元気のもと

一日10分、「がん」にちまちまと照射する放射線治療も、いよいよ残すところ、あと10回をきりました。ということで、「退院」というゴールも見え始めてきました。

 

それを狙ったように、さっそく退院後の「快気祝い」は、いつごろがいいか、なんていう嬉しいメールもきました。メールの主は山下さん(笑)

 

さすがに退院すぐに「ビール」というわけにはいかないので、快気祝い、暑気払い、

それに本の刊行祝いもかねて、七月末ぐらいでしょうか…。「床」のジャズバーも。

いずれにせよ、さっそくそういう話をしてくれるのは、ありがたいことですね。

 

  

 

〈学知史〉から近現代を問い直す

 

 

その他、いま一番注目中の若手の某くんからもメールがきて、今後の研究活動の相談なども受けました。早く一緒に共同研究したいですね。

 

こういう「外」とのやり取りが、元気のもとです。

 

でもこのところ、しっかり食べていないので、トイレに行く姿もふらふらしている、

と看護師さんたちに言われ、地下の放射線治療室までには、車いすの送迎が付くことになりました。車いすに乗ると、いかにも「病人」となっていやなんですが…。

 

ともかく食べたいのに、固形物は喉を通らない。噛んでも味がしない。

いま唯一の救いは、じゃがいものポタージュスープ。

「インカのめざめ」というのを毎食飲んでいます。

 

山下さんからも「食欲のない斎藤は、斎藤ではない」(笑)と励ましも。

たしかに食べられないことの辛さは、まさに大食い、食道楽の斎藤のアイデンティティ・クライシスですね。

 

それはそうと、今年は梅雨入りが遅れているのでしょうか。

まぁ、病室の窓から薄暗い雨空を見るのはユーウツですが、

気温の上昇がすごいみたいで、暑さに弱い妻のほうが参っている様子。

 

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ということで、写真は、梅雨の雨のなかの大学の中庭。